ピアノ協奏曲 第一番 [ブラームス 協奏曲]
第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な雰囲気が漂った重々しい長めの前奏で始まる。前奏が終わると神秘的な静かなピアノ・ソロが始まる。段々激しさを増し、初めの悲劇的な主題が現れる。その後哀愁漂う美しい第二主題が静かにピアノにより奏でられる。途中苦悩から歓喜へというベートーヴェン的な部分もあったり、かなり長い楽章ではあるが、美しいメロディ満載なので飽きずに聴ける。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
非常に静かで穏やかな緩徐楽章。メロディもあまり立っておらず、ずっと静かな音楽が流れているだけ、という感じであまり面白くない。
第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
躍動感のある、少しバロック的な響きのあるで始まる。その後、勇壮な部分、穏やかな部分など様々な雰囲気となり、ピアノもカデンツァ的な部分が二か所ほどあり、かなり楽しめる楽章。
第一、三楽章はメロディも分かりやすく聴きやすい。両端楽章で美メロを使いすぎてしまった結果、第二楽章がもう一歩になってしまった感がある。とはいえ、全体的に英雄的で格好良く聴きやすい。
2022-01-14 06:47
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