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12のスペイン舞曲 [グラナドス ピアノ曲]


Granados Twelve Spanish Dances for Piano / Alicia de Larrocha, [Vinyl LP]

Granados Twelve Spanish Dances for Piano / Alicia de Larrocha, [Vinyl LP]

  • アーティスト: アリシア・デ・ラローチャ
  • 出版社/メーカー: LONDON
  • メディア: LP Record



第1番 ガランテ または メヌエット
★★★★★★☆☆☆☆
シューマンの「謝肉祭」の第一曲をイメージさせる力強く若干メロディアスな曲。

第2番 オリエンタル
★★★★★★★★☆☆
左手の迷宮を表すかのような神秘的な単音による伴奏(メロディ?)で始まり、右手の高音によるこれまた神秘的な美しいメロディが奏でられる。中間部の悲恋を表すかのような綺麗なメロディを良い。かなりの名曲。

第3番 ファンダンゴ または ガリシア舞曲
★★★★★★☆☆☆☆
元気で愛らしく明るいメロディと、物悲しい民謡風のメロディが繰り返される曲。最後は華やかにフィナーレを迎える。

第4番 ビリャネスカ
★★★★★★★☆☆☆
まさに舞曲という感じの、非常に高貴なメロディが流れ、鐘の音を模したような高音が同じリズムで奏される。中間部の恋に悩む美しい女性の内面を描いたかのような内省的な音楽も良い。 どこか懐かしさも感じさせる美しい曲。

第5番 アンダルーサ または 祈り
★★★★★★☆☆☆☆
エキゾチックな力強い雰囲気で始まり、同じメロディを若干変化させながら曲は展開していく。中間部も同じ主題を使いながらも静かな雰囲気になる。再び元気とスピードを取り戻しエキゾチックな雰囲気となる。

第6番 ロンダーリャ・アラゴネーサ
★★★★★★☆☆☆☆
子どもの発表会で登場しそうな、民謡風の優しいメロディで穏やかに始まるが、段々と熱を帯びてきてスピードも上がって行き、華やかなお祭りの始まりを告げるかのような音楽となる。お祭りが始まると再び穏やかになり皆が談笑しているような雰囲気となる。途中愛を語り合うようなロマンティックな雰囲気になり、最後は、リズミカルに最初のメロディが奏でられ華やかに終わる。

第7番 ヴァレンシアーナ または カレセーラ
★★★★★★☆☆☆☆
楽しげなリズミカルな出だし。左手のリズムの上に、メロディを乗せるのが難しそうな曲。若干の変化はあるものの、基本的には同じ雰囲気で曲は進むが、最後だけ何故か静かに終わる。

第8番 サルダーナ
★★★★★★☆☆☆☆
静かにゆれる海の波を摸したかのような美しく壮大な雰囲気で始まる。物悲しいメロディが奏でられた後、雄大な雰囲気となる。

第9番 マズルカ または ロマンティカ 
★★★★★★☆☆☆☆
ファンファーレ風に曲は始まり、ゆったりとした民族的なメロディが流れ、段々と元気になる。同じような感じで二回繰り返され最後はファンファーレ風に華やかに終わる。

第10番 悲しき舞曲 または メランコリカ
★★★★★★☆☆☆☆
明るく元気なリズムの上を軽快で伸びやかなメロディが奏でられる。競馬場をイメージさせるようなリズム。中間部が題名のメランコリックさを感じさせる部分か。最後は初めの軽快なメロディに戻り明るく終わる。

第11番 ザンブラ
★★★★★★☆☆☆☆
単音による悲劇的なメロディで始まる。怪し気な雰囲気をまとったメロディが、時に緊張感を持って、時に華やかにと、様々は形で奏でられる。

第12番 アラベスカ
★★★★★★☆☆☆☆
物悲しい哀愁漂うメロディ、華やかで明るいメロディが、順々に奏でられる。中間部かなりゆったりとした内省的な部分があり、最後は初めの繰り返しで終わる。最後は物悲しく終わる。

全体的にメロディも悪くなく楽しい曲集。
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