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呪われた狩人 [フランク]


天国と地獄~アンセルメ/フランス音楽コンサート

天国と地獄~アンセルメ/フランス音楽コンサート

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/04/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
教会に行かずに狩りに出かけた伯爵が、冒涜の罪で、神に未来永劫の罪を着せられるというストーリーらしい。
ホルンの狩りを告げるファンファーレで始まる。結構長くホルンが鳴った後、教会の鐘が鳴り響く。この対比が結構面白いし、のどかで美しい。
闘いを告げるかのような激しく悲劇的なファンファーレに変わり、天気の急変を告げるかのような暗く凄まじい音楽へと変わっていく。タッタラタ~タタというはねたリズムの動機がひたすら形を変えて繰り返される。
少しおさまって若干牧歌的な雰囲気にあるが、再び風雲急を告げる感じに有り、激しく悲劇的になっていく。
混沌としていき、最後は鐘の音がなり、悲劇的に終わる。

悪くない聴きやすい曲。
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ヴァイオリン・ソナタ イ長調 [フランク]


フランク: ヴァイオリン・ソナタ、ブラームス: ホルン三重奏曲

フランク: ヴァイオリン・ソナタ、ブラームス: ホルン三重奏曲

  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1995/10/25
  • メディア: CD



ブラームスのホルン三重奏曲が欲しくて買ったCDだが、先に入っているフランクの方が気に入ってしまったと共に、私がフランク自体を知るきっかけになったCD.

第一楽章 Allegretto Ben Moderato
★★★★★★★★★☆
憂いのある美しい第一主題で始まり、ロマンティックかつドラマティックな第二主題が流れる。ピアノのアルペジオがこの上なく美しくこの後に続くヴァイオリンとピアノのやり取りもロマンティック。美しい展開部の後、主題がそれぞれ回帰され静かに祈るように終わる。完璧な美しい楽章。

第二楽章 Allegro
★★★★★★★★★☆
嵐が吹き荒れているような激しい始まり。ピアノが激情的に奏した後、ヴァイオリンが入ってくる。その後曲はだんだんとロマンティックな雰囲気となっていく。第一楽章の主題に似た静かな雰囲気があいだに挟まった後、劇場的でロマンティックなメロディが激しく奏される。一度静かになった後、静かに緊張感を持って盛り上がって行き最後は圧倒的な雰囲気で終わる。

第三楽章 Ben Moderato
★★★★★★★★☆☆
不安げなピアノの前奏に始まり、ヴァイオリンがソロでエキゾチックなメロディを奏でる。ピアノが静かに第一楽章の主題に似たメロディを奏で、ヴァイオリンが静かにそれに答える。静かな祈るような中間部。ヴァイオリンに導かれ、段々と感情が入っていきロマンティックな雰囲気へと変化していく。再び静かに祈るような雰囲気へと戻っていき、最後は静かに終わる。

第一楽章 Allegretto Poco Mosso
★★★★★★★★★☆
最高に素晴らしい牧歌的でありながら情熱的でロマンティックなカノンによる最終楽章。メロディも美しい。

超・名曲。この世で最も素晴らしいヴァイオリン・ソナタかもしれない。
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