Op.081 森の歌 [ショスタコーヴィチ オペラ・カンタータ]
第一曲 「勝利」
★★★★★★☆☆☆☆
非常にゆったりとした優雅な前奏で始まる。バスがゆったりとしたメロディを歌う。合唱もそっと入ってくる。だんだんスピードが上がり力強くなる。
第二曲 「祖国を森で覆わせよう」
★★★★★★☆☆☆☆
勇ましい始まりで、女声合唱が力強く歌った後、男声合唱が入り、最後は混声合唱になり勇ましく終わる。
第三曲 「過去の思い出」
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的な弦の分厚い音で始まる。悲しげな旋律がバスによって歌われる。合唱が慰めるかのように優しい旋律を奏でる。やさしい旋律と悲劇的な旋律が交じり合いながら進む。合唱も悲劇性を帯びてきて最後は悲劇的に静かに終わる。
第四曲 「ピオネールは木を植える」
★★★★★☆☆☆☆☆
愛らしいはねた感じの前奏で始まる。しかし少し冷たい風が吹くような雰囲気が裏で流れている。軽やかな児童合唱。アタッカで次の楽章へ入る。
第五曲 「スターリングラード市民は前進する」
★★★★★★★☆☆☆
勝利感に満ちた激しい曲だが、わかりやすいメロディで心躍る。
第六曲 「未来の散歩道」
★★★★★★★☆☆☆
戦いのあとの安らぎを描いたような美しい旋律で始まる。女声合唱が静かにヴォカリーズで入ってきて、男声合唱もそっと入ってくる。テノールがやさしい子守唄のような旋律を歌う。
第七曲 「栄光」
★★★★★★★☆☆☆
輝かしい前奏で始まり、明るく前向きな旋律を児童合唱がフーガ風に奏で、男声合唱、女声合唱も入ってくる。音楽的にも非常に充実した最終曲。
ショスターコヴィチが当局の不満を抑えるために作った曲らしく分かりやすく、作曲者自身は気に入っていなかったのはわかるが、とても良い曲だと思う。
2024-02-24 04:49
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