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ライモンダ [バレエ]


ミラノ・スカラ座「ライモンダ」ノヴィコワ&フォーゲル [DVD]

ミラノ・スカラ座「ライモンダ」ノヴィコワ&フォーゲル [DVD]

  • 出版社/メーカー: 新書館
  • 発売日: 2012/06/04
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★★★★☆☆
音楽   :★★★★★★★★☆☆
♪グラズノフ

2時間半近い、長めのバレエ。
中世十字軍時代の話で、伯爵の娘ライモンダは、婚約中。ライモンダの聖名祝日の祝いをしている最中に、その婚約者が十字軍の争いに勝利して帰ってくるという知らせが届く。喜びの踊りを皆でした後、ライモンダは眠りにつく。そこで守り神「白い貴婦人」に導かれ夢の世界へ誘われる。そこで婚約者と再開。しかしサラセン人のハンサムな騎士にも誘惑される。なんとかその誘惑を退けた場面で一幕は終わる。
2幕は、その夢が現実となり、婚約者とサラセン人が決闘。結局婚約者が勝利。
3幕は、結婚式。

1幕は、宮廷での華やかなパーティーと夢の中を描いた対照的な世界が楽しめる。
宮廷場面は高貴で伸びやかな音楽がずっと流れている。反対に夢の中の場面では、幻想的で美しい音楽が流れる。全体的に、主役ライモンダ以外の、友人たちや宮廷人たちの群舞が多く、「白鳥の湖」並の美しく華やかな群舞が楽しめる。主役ライモンダは、ピッチカートやハープといった伴奏での踊りが多く、優美でゆったりとした美しい踊りが多い。

2幕は、婚約者を迎え入れる祝宴の場面。主役のライモンダは1幕以上に超絶技巧が必要とされるバレエを見せ、活躍する場面も多いので、結構楽しめる。群舞も相変わらず素晴らしい。東洋風の踊り、スペイン風の踊りなども組み込まれ結構観ていて楽しい幕だ。

3幕は、結婚式の場面。間奏曲も式典にそのまま使えそうな優雅で壮麗で美しい。結婚式の場面だけあり、踊りも音楽も高貴できれいだ。相変わらず群舞も素晴らしい。

グラズノフの音楽は終始優美でとにかく素晴らしい。さすがチャイコフスキーの三大バレエに比されると言われる作品だ。

2時間半以上かかる作品で、実際の舞台だと休憩なども挟み結構大掛かりな舞台となるのだろうが、音楽も親しみ易くバレエも見せ場がたくさんあるので、もっと上演されていも良い作品だと思うのだが・・・。
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