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ジゼル [バレエ]


DVDで楽しむバレエの世界 ミラノ・スカラ座バレエ団 「ジゼル」

DVDで楽しむバレエの世界 ミラノ・スカラ座バレエ団 「ジゼル」

  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2012/03/28
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
バレエ  :★★★★★☆☆☆☆☆
音楽   :★★★★★★★☆☆☆
♪アダン

初めて生で観たバレエ。当時は全くバレエのことを知らず、「当日配られるプログラム等を読めば物語もわかるだろう」などという甘い考えで行ったが、あらすじ等があるプログラムは一切配られず、わけのわからないまま観てしまったので、ただ暗いだけのよくわからないものだった。それ以来、「バレエ=つまらないもの」という固定観念ができてしまい、しばらくバレエは観なかった。しかし、仕事上バレエに詳しくなる必要性が出てきて色々本を読んだり、生で観たりしているうちにかなりバレエにはまっていった。

そして改めてDVDで何度も見たりしているのだが、やはりすごく面白いものではない。第一部は村の情景を描いており、主人公ジゼルと貴族アルブレヒトの出会いや楽しげな踊りの様子もあり、ある程度明るく進むのだが、後半悲劇性が増し、第二部に至っては、夜のお墓の情景なので常に舞台は暗い。しかも基本幽霊の話なのでとにかく暗い。

そのため、全体的にテンポもゆったりとしたものが多く、踊りも当然ゆったりとしたものが多い。たまにジゼルがキレのある鋭い踊りを踊るのだが、あとは優雅に踊るものが多い。目の覚めるような超絶技巧がない分眠くなりやすく、かなり退屈。

ウィリという成仏できなかった女性たちの幽霊たちが踊る群舞も見せ場の一つなのだろうが、とにかく舞台が暗くゆっくりとした動きなのでこちらも結構退屈。

バレエの名作と言われており、確かにアダンの音楽は美しいのだが、やはり初心者には敷居の高い難しい作品と言える。色々な作品でバレエの楽しさを味わった後に、しっとりとみるバレエなのではないだろうか。
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