ピアノ五重奏曲 [ブラームス 室内楽曲]
第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
とてもゆっくりとした序奏。すぐにスピード感のある緊迫した雰囲気になる。悲劇性を帯びた非常に格好良い第一主題が奏でられ、その後伸びやかな哀愁漂う第二主題が奏でられる。この二つの主題を中心に曲は進む。展開部もドラマティックで素晴らしい。かなり長い楽章ではあるがあまり長さを感じない。
第二楽章
★★★★★★★☆☆☆
愛の語らいのような短いフレーズが積み重ねられていく緩徐楽章。弦のピッチカートなども多用され温かな雰囲気が醸し出されている・
第三楽章
★★★★★★★☆☆☆
スケルツォ楽章。結構緊迫感がある部分と、英雄的な部分が繰り返しやってくる。英雄的な主題がとにかく格好良い。
第四楽章
★★★★★★★☆☆☆
フィナーレ楽章にしては、静かに幕を開ける。不安げな雰囲気で始まり、段々と悲劇的な趣をおびてくる。段々とスピードをあげドヴォルザークの舞踏的な楽章を思わせる華やかな雰囲気になってくる。最後は明るく終わる。
メロディも雰囲気も素晴らしく格好良い名曲。
2021-12-23 05:28
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