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ピアノ三重奏曲第1番 変ホ長調 [ベートーヴェン 室内楽曲 ピアノ三重奏]

評価
★★★★★☆☆☆☆☆

ベートーヴェンの作品番号1番の作品である。

それにふさわしく、ジャ~ンという素晴らしい出だしで始まり、そのあと、流麗なメロディをピアノが奏でる。それをチェロとヴァイオリンがしっかりサポートする。
展開部で一瞬短調になったのち、再び明るい主題が流れるのだが、この部分のピアノのトリルが非常に美しい。この展開部一瞬短調になる部分が多く出てくるのだが、これがかなり良いアクセントになっている。
第二楽章はアダージョ。哀愁漂うというよりは、穏やかなゆったりとした午後をイメージさせる曲。ぼんやり外を見ながらアフタヌーンティを楽しんでいるイメージ。三者がメロディを交代しながら奏でる。この中央部分でもピアノのトリルが非常に美しい。
第三楽章は、ベートーヴェン得意のスケルツォ。楽しい部分ではあるがなんてことはない。
第四楽章は、鳥がさえずり合っているような鄙びた感じで始まる。ピアノが終始速いパッセージを奏でながら進んでいく。途中森に嵐がやってきたような感じで激しくなる部分を挟み、再び平和な感じになり、ラストへ向かって盛り上がっていく。最後のメロディが三者によってひたすら奏でられ続けるのが印象的。最後は結構あっさり終わる。

さすが、一番を付けただけありそれなりに聴ける曲だ。
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