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ロデリック・ハドソン [文学 アメリカ]


ロデリック・ハドソン (講談社文芸文庫)

ロデリック・ハドソン (講談社文芸文庫)

  • 作者: ジェイムズヘンリー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/06/11
  • メディア: Kindle版



ロデリック・ハドソンというアメリカ人の若いまだ売れていない彫刻家を、アメリカの資産家ローランド・マレットがパトロンとなって、ローマへ連れて行き、有名にさせようとする話。

ロデリックの婚約者メアリ・ガーランドと、ローマで出会った絶世の美女クリスチーナ・ライトとの四角関係を描いた作品で、純粋だが文化や伝統がないアメリカと、文化や伝統はあるが、それに縛られてしまっているため自由がなく、自分の心に純真に生きられないヨーロッパ社会の対立を描いが、ヘンリー・ジェイムズが生涯持っていたテーマをわかりやすく描いた作品。

面白くなくはないのだが、なんにしろ、若き彫刻家ロデリックの身勝手さ、道徳観のなさなどが鼻につき、なんとなく読むのが苦しかった。純粋で知的で真っ直ぐなメアリとローランドが最後結ばれることをひたすら望むのだが・・・。

かなり長い作品で結構読むのがしんどかった。
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Rigoletto (リゴレット) [オペラ イタリア ヴェルディ]


Rigoletto [DVD]

Rigoletto [DVD]

  • 出版社/メーカー: C Major
  • 発売日: 2013/04/01
  • メディア: DVD




ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
アリア  :★★★★★★★☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★★☆☆

ヴェルディの16作目。

ヴェルディ中期の名作と言われている。
侯爵とその道化リゴレット、彼の娘ジルダの物語。
権力者の強欲と、父と娘の愛、そして無私の愛を描いた作品。
主役はリゴレットであり、その娘がヒロインということなのだろうが、「女心の歌」という有名なアリアでもわかるように、マントヴァ公爵のアリアが「女心の歌」以外でも圧倒的に良い。音楽は全体的にその時々の登場人物の心情に合った雰囲気が当てられており、悪くはないのだが、すごく光る曲は少ない。

とはいえ、やはり素晴らしいオペラであることは間違いなくとても聴きやすくわかりやすいオペラになっている。
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2つの子守歌 [ブリテン ピアノ曲]

1.
★★☆☆☆☆☆☆☆☆
眠くならないような、ある意味眠くなるような現代的な曲。

2.
★★★★☆☆☆☆☆☆
行進曲風の全く子守歌的ではない曲。格好よくはある。
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12の変奏曲 [ブリテン ピアノ曲]

1. 主題
★★★★☆☆☆☆☆☆
ポツポツとした対話のような素朴な主題。

2. 変奏
★★★★★☆☆☆☆☆
いきなり短調の暗い変奏。
元気で攻撃的な変奏。
劇的で激しい変奏。
ゆったりとした幻想的な変奏。
激しい迷宮に入り込んだような変奏。
浮遊感のある幻想的な変奏。
フーガのような厳しい変奏。

少し足りないが、恐らくところどころ細かく分かれているのだろう。
主題があまり魅力的でないので普通。


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3つの性格的小品 (1930) [ブリテン ピアノ曲]

1. Poco Allegro Vivace
★★★☆☆☆☆☆☆☆
つかみどころのないサラサラとした曲。

2. Poco Andante Grazioso
★★★★★★☆☆☆☆
少し悲しげで繊細なメロディの愛らしい曲。

3. Poco Presto E Molto Capriccioso
★★★★★☆☆☆☆☆
激しく揺れ動く練習曲のような曲。
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