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弦楽四重奏曲第一番 Op.25 [ブリテン 室内楽曲]

1. Andante Sostenuto - Allegro Vivo
★★★★☆☆☆☆☆☆
静かに、高音が鳴り響き、低音がゆっくりとピッチカートの重音でメロディ?を奏でる。弦を弾いているせいもあるとは思うのだが、少しお琴の音色っぽい。
第一主題は、馬が大草原をむちゃくちゃに疾走するような感じの音楽。
第二主題は、しずかにむせび泣くような感じの音楽。
中間部は相変わらず混沌。
最後は前奏部に戻り終わる。

2. Allegretto Con Slancio
★★★★☆☆☆☆☆☆
跳ねた感じの諧謔的な音楽。刻んだ音がこ気味良くはある。

3. Andante Calmo
★★★☆☆☆☆☆☆☆
夜の森をイメージさせる暗く重い音楽。10分近い大作だがメロディが現代的で若干飽きる。
段々と力強さを増し、盛り上がっていく。
最後は静かに戻り、高音で終わる。

4. Molto Vivace
★★★★★☆☆☆☆☆
軽快な音楽。疾走感のある楽章。悪くはない。

現代的な感じが前面に出ていてもう一歩。
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弦楽四重奏曲 ニ長調 1931 [ブリテン 室内楽曲]

1. Allegro Maestoso
★★★★☆☆☆☆☆☆
堂々とした始まり。メロディは現代的でわかりづらい。チェロから始まる第二主題も暗く重い。
少し東洋風のメロディが流れ、ピッチカートによる伴奏が始まる。この部分、少し幻想的。
中間部はかなり混沌とした感じとなる。最後は暗く重くなり、静かに終わる。

2. Lento Ed Espressivo
★★★★☆☆☆☆☆☆
ゆったりとした不安げな息の長~いメロディが静かに綴られる。
中間部は、スピード感と力強さが増し、混沌とした感じとなる。
さいごは、ゆったりとした感じに戻り、少し明るさも交じる。

3. Allegro Giocoso
★★★☆☆☆☆☆☆☆
スピード感のある出だしだが、やはりメロディは現代的でわかりづらい。
中間部はピッチカートによる幻想的で東洋風。
最後は混沌とした感じで力強く終わる。

現代的な感じがかなりあり、もう一歩。
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弦楽四重奏曲 ヘ長調 1928 [ブリテン 室内楽曲]

1. Allegro Molto
★★★★★★☆☆☆☆
管楽器の音かと聴き間違えるくらい軽快な跳ねた感じのリズムで始まる。メロディも親しみやすい。
第二主題は少しゆったりとした高貴な雰囲気。
この二つの主題が絡み合いながら曲は展開する。
最後は少しドラマティックに華やかに終わる。

2. Andante
★★★★★★☆☆☆☆
少し悲しげなメロディが、幻想的な伴奏の中で奏でられる。若干ためらいがちに明るさに向かおうとするが明るくなりきれない。最後は少し民謡風の優しいメロディが現れる。最後は消え入るように終わる。

3. Allegro Vivace
★★★★★★☆☆☆☆
軽快ではあるが、悲しみを帯びた哀愁漂うメロディ。
中間部は優しく高貴なメロディ。
最後ははじめのメロディに戻るが、ピッチカートも登場し軽快さは増しているような気がする。

4. Allegro Molto
★★★★★☆☆☆☆☆
最終楽章にふさわしい堂々とした雰囲気。前3楽章に比べ若干特徴が薄い気がする。

全体的に軽快でスピード感があるので聴きやすい曲だと思う。
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