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ロシュフォールの恋人たち [ミュージカル ドヌーヴ&ルグラン]






Story: ★★★★★☆☆☆☆☆
Music:★★★★★★★★☆☆

「シェルブールの雨傘」と同じ主役、監督、作曲家の作品。
ロシュフォールのお祭りの日に向け、双子の姉妹、音楽家、美術家、ダンサーなどが理想の相手を探して行きつ戻りつする話。ニアミスが多く、ハラハラドキドキするが、基本は恋人を探して騒いでいるだけなので、物語としての深みはない。安っぽいハリウッド発ミュージカルに近い雰囲気ではあるが、フランス語であるせいか、音楽が常に楽しげであるためか、そこまでバカっぽさはない。
最後はハッピーエンド、もしくはハッピーエンドを示唆して終わる。

シェイクスピア作品でもそうなのだが、やはり私は喜劇作品より、悲劇作品の方が深みがあって好きだ。

音楽はとにかく明るく楽しい。「シェルブールの雨傘」ほどではないが、やはり良い曲だと思う。

踊りの演出や音楽など、「ラ・ラ・ランド」はこの作品の影響も相当受けていると思われる。

楽しい作品ではある。
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チェロ組曲第一番 Op.72 [ブリテン 器楽曲]



Canto primo: Sostenuto e largamente –
★★★★★☆☆☆☆☆
劇的な重音で始まる。結構悲劇的。後半暗く重くなる。

I. Fuga: Andante moderato –
★★★★★★☆☆☆☆
厳しい感じの主題。一台でやっているとは思えないほど複雑にフーガが展開される。

II. Lamento: Lento rubato –
★★★★☆☆☆☆☆☆
暗く沈痛な曲。メロディがわかりづらい。

Canto secondo: Sostenuto –
★★★★★☆☆☆☆☆
大地から何かが湧き上がってくるような曲。

III. Serenata: Allegretto: pizzicato –
★★★★★★☆☆☆☆
ピッチカートによって、日本のお琴のような音を出している東洋風の曲。面白い。

IV. Marcia: Alla marcia moderato –
★★★★★☆☆☆☆☆
馬が草原を走るかのような曲。はじめの土を掻いているような音が面白い。ユーモラスな曲。

Canto terzo: Sostenuto –
★★★★☆☆☆☆☆☆
再び暗く重い曲。

V. Bordone: Moderato quasi recitativo –
★★★★★☆☆☆☆☆
低音をずっと鳴らしたまま、高音でいろいろな奏法で様々な音色を奏でる。結構面白い曲。

VI. Moto perpetuo e Canto quarto: Presto
★★★★★☆☆☆☆☆
最後はスピード感のある壮大な雰囲気の曲。

全体的に一曲一曲の個性があり、無伴奏の器楽曲にしては、それなりに聴きやすい曲ではある。

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オヴィディウスによる6つの変容 Op. 49 [ブリテン 室内楽曲]

オーボエのソロ曲

I. Pan パン
★★★★★☆☆☆☆☆
東洋風の、ゆったりとした若干幻想的な雰囲気の曲。

II. Phaeton フェイトン
★★★★★☆☆☆☆☆
少し諧謔的な跳ねた感じの曲。

III. Niobe ニオべ
★★★★★☆☆☆☆☆
民謡風のなつかしい感じのする曲。

IV. Bacchus バッカス
★★★★★☆☆☆☆☆
さすが、お酒の神様という感じ。すこしおどけた感じのミドルテンポの曲。

V. Narcissus ナルシサス
★★★★★☆☆☆☆☆
再び少し東洋風のメロディ。若干もの悲しげ。水に映った自分の姿に見惚れている感じがよく表れている。

VI. Arethusa  アレトゥーサ
★★★★★☆☆☆☆☆
若干練習曲風の開放感のある曲。

ピアノ以外の独奏曲にしては楽しく聴ける曲。
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Temporal変奏曲 [ブリテン 室内楽曲]

オーボエとピアノのための曲。

★★★★★★☆☆☆☆
レ♯~ミ~というメロディをオーボエがひたすら弾く主題。
その単純な主題が、ピアノとオーボエによって様々にドラマティックに変奏されていく。
主題が単純なだけに、結構印象に残り、各変奏も面白く聴ける。
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