イギリス組曲 第三番 BWV 808 ト短調 [バッハ 鍵盤楽曲 組曲]
1. プレリュード
★★★★★★★☆☆☆
ドラマティックでメロディアス、リズム感にも溢れており、小節の頭がどこなのか聴いているだけだとイマイチわかりづらいが、ずっと聴いていると何故か違和感なく体に入ってきてしまう。名曲。
2. アルマンド
★★★★★★☆☆☆☆
プレリュードの雰囲気を引きずった、さらに悲劇性を増したかのようなスピード感のある曲。対位法も素晴らしく効果的に用いられており聴き応えがある。
3. クーラント
★★★★★☆☆☆☆☆
前の二曲をさらに暗くした感じの曲。すこし内省的な雰囲気がある。
4. サラバンド
★★★★★★★☆☆☆
やはり、サラバンドは名曲が多い。ゆったりとしたどこか儚げで物悲しい感じが素晴らしい。前曲のクーラントは昼下がりにお茶を飲みながら物思いにふけっている感じだったが、こちらは真夜中眠られずひとり悶々と思い悩む感じがある。
5. ガヴォット I
★★★★★★★☆☆☆
愛らしい舞曲なのだが、短調の物悲しい感じがあり、単なる間奏曲という域をでて、独立した曲として素晴らしい。
6. ガヴォット II
★★★★★★★☆☆☆
全曲の展開部のような、明るい雰囲気で始まる。とっても愛らしい曲。最後は前曲の物悲しいテーマにもどる。
7. ジーグ
★★★★★★★☆☆☆
終局にふさわしい、堂々たる曲。どこまでも広がっていきそうな凄まじいフーガを形成する。
これは、相当の名曲なのではないだろうか。
2021-07-22 03:19
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