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タピオラ Op.112 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
幻想的なもやの中、かなしげな「森の主題」が現れる。この主題が形を変えて何度も繰り返されているうちに、音楽は落ち着いて静かになってくる。
おどろおどろしい重いメロディが流れた後、妖精たちが登場してきたかのような軽やかな動機が現れる。
深い森に迷い込んだような、深く暗い音楽になった後、自然の怒りをかってしまったかのよう恐ろしい音が鳴り響く。
そのカチャカチャした音がなり、音楽は淡々と進んでいく。
音が一回止まり、竜巻の中に入ったかのような何かに包まれるような音楽となり、最後は深い森の中へ吸い込まれていく感じで終わる。
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サフランの物語 [文学 日本 安房直子 さ行]


うさぎ屋のひみつ (現代の創作児童文学4)

うさぎ屋のひみつ (現代の創作児童文学4)

  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1988/02/22
  • メディア: ハードカバー



小さな女の子とおかあさんがまりなげをしていて、だんだん強く・速くしていくうちに、まりは遠くへ飛んでいってしまう。
女の子がまりを追いかけていくと、花畑と小さい家が見えてくる。まりは花畑でとまったので女の子も花畑へと入っていく。すると、おばあさんに、「わたしの花が、みんなだめになってしまうじゃないか」と注意される。花をつむのを手伝ったら許してくれるということになり、エプロンいっぱいにサフランの花をつむ。

つんだ紫色の花を乾かしそれを大きなお鍋に入れて煮るとどんどん黄色くなっていく。その黄色くなったもので黄色いリボンをおばあさんは作って女の子にくれる。楽しくてスキップしているうちに、女の子は黄色い鳥に変わってしまう。

なかなか帰ってこない娘を探しにお母さんがおばあさんの家にやってくる。おばあさんの家へうまく入り込み、娘が黄色い鳥にかえられてしまったことを見てとったお母さんは布でねずみを作り、そこに命を吹き込み娘が入れられている鳥かごをかじらせる。

なんとか逃げたお母さんと女の子。誰もいない野原で静かに目を覚ます。女の子の頭の上には黄色いリボンがついていた。

少し恐ろしいが、母の愛情を感じられる作品。
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大洋の女神 Op.73 [シベリウス 交響詩]


The Sibelius Edition: Tone Poems

The Sibelius Edition: Tone Poems

  • 出版社/メーカー: Bis
  • 発売日: 2007/08/27
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆
幻想的な弦の音の中、かもめの鳴き声のような音がなり始まる。
優雅で美しい旋律が流れ始め、穏やかで平和な空間が作られる。
段々と暗さを帯びて重くなっていく。かもめも悲しげに鳴き始まる。
海が大きく荒れているようなうねりのある音楽になっていく。
最後は波も収まり、静かにかもめが飛んで終わる。
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