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ダフニスとクロエー [文学 その他]


ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)

ダフニスとクロエー (岩波文庫 赤 112-1)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1987/03/16
  • メディア: 文庫



数年前、「ダフニスとクロエ」というラヴェル作曲のバレエを生で観た。あまり期待していなかったのだが、結構良く心に残っていた。

是非原作も読みたいと思っていたのだが、品切重版未定になっており手にできなかったのだが、昨年復刊され手に入れた。

三島由紀夫が『潮騒』を書く際にもモデルにしたとも言われており、ゲーテの絶賛しているらしい。

高貴な生まれながらも、島に捨てられることになったダフニスとクロエー。初めは山羊と羊の乳で育てられていたがそれを見た山羊飼と羊飼が自分の子供として育て、二人は仲良くなり、段々と仲を深めていき、神様や長老たちの力添えにより性にも目覚めていき、最後は実の親にめでたく出会い二人は結婚するという話。

ストーリーとしてものすごく面白いか、と言われるとそこまでではないが、シェイクスピアの様々な作品の原型になっていることも想像できるし、純朴な少年少女がどのようにして性に目覚めていくのかということが爽やかに描かれているのも悪くない。

短い作品でもあるし、それなりに面白かった。
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