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ノクターン [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:夜想曲全集 (SHM-CD)

ショパン:夜想曲全集 (SHM-CD)

  • アーティスト: マリア・ジョアン・ピリス
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2014/01/22
  • メディア: CD




夜想曲第1番 変ロ短調 op.9-1
★★★★★★★☆☆☆
すこし憂鬱な感じの水が滴るような美しいメロディで始まる。壮大な広がりを見せる中間部を挟みはじめのメロディが回帰され終わる。自分も大学の時演奏したことのあるそれなりに愛着のある曲。

夜想曲第2番 変ホ長調 op.9-2
★★★★★★★★★☆
夢見るような美しい旋律の曲。最後のドラマティックで繊細な部分も美しい。この曲も何度も演奏しているが、若干食傷気味なところはある。とはいえ名曲。

夜想曲第3番 ロ長調 op.9-3
★★★★★★★☆☆☆
どこか懐かしい感じの素朴なメロディで始まる。そのメロディを基本として段々とロマンティックさを増していく。後半部の少し悲しげで激しい感情が吐露したような部分も美しい。ドラマティックな雰囲気で終わる。

夜想曲第4番 ヘ長調 op.15-1
★★★★★★★★☆☆
淡々とした美しい旋律で始まる。中間部、凄まじく激しい部分が嵐のように訪れる。この部分もメロディは綺麗。最後ははじめの旋律に戻り終わる。結構良い曲。

夜想曲第5番 嬰ヘ長調 op.15-2
★★★★★★★☆☆☆
休日のアンニュイな午後を表しているかのようなゆったりとした穏やかなメロディで始まる。突然幻想の世界に誘われたかのような若干激しい空気に包まれるがすぐにゆったりとした雰囲気に戻る。

夜想曲第6番 ト短調 op.15-3
★★★★★★★☆☆☆
少し憂鬱な雰囲気で始まる。後半穏やかで崇高な雰囲気となり、最後は若干希望を持って終わる。

夜想曲第7番 嬰ハ短調 op.27-1
★★★★★★★☆☆☆
劇的な何かが起こりそうな雰囲気のアルペジオによる前奏で始まる。その上を不安げなポツポツとしたメロディが流れる。段々とおどろおどろしさを増して行き、ドラマティックになっていく。中間部の英雄的な壮大な部分を経て、最後は静かに終わる。雰囲気のコロコロ変わるバラード的な作品。

夜想曲第8番 変ニ長調 op.27-2
★★★★★★☆☆☆☆
何とも掴みどころのないメロディが流れる。中間部のロマンティックな部分は悪くない。結構親しまれている曲らしいが、自分にとってはイマイチ。

夜想曲第9番 ロ長調 op.32-1
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかで静かなロマンティックな旋律で始まる。中間部、少し混沌とした雰囲気となる。最後は思いがけないドラマティックな展開となり終わる。

夜想曲第10番 変イ長調 op.32-2
★★★★★★☆☆☆☆
曲のエンディングのような前奏で始まる。穏やかでさわやかな旋律が流れ始める。段々とロマンティックさとドラマティックさを増していき、最後ははじめのメロディにもどり穏やかに終わる。

夜想曲第11番 ト短調 op.37-1
★★★★★★☆☆☆☆
少しアンニュイな感じの優しい旋律で始まる。途中は淡々とした少し哲学的な部分を挟み、最後はアンニュイな感じに戻り終わる。

夜想曲第12番 ト長調 op.37-2
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした感じだけれどどこかしら緊迫感のある迫ってくる感じの主題。どこかしら緊張感を残した壮大な中間部。それぞれの素材が面白い曲。

夜想曲第13番 ハ短調 op.48-1
★★★★★★☆☆☆☆
重々しく歩くようなベース音の上を、憂いに満ちた旋律が流れる。その後安らぎに満ちた天国的な雰囲気となったあと、激情的な雰囲気となる。物語的な作品。最後は鎮魂の鐘のような音で終わる。

夜想曲第14番 嬰ヘ短調 op.48-2
★★★★★★☆☆☆☆
静かな美しい旋律で始まる。じわじわと熱を帯びてくる。最後は長いトリルが続き静かに終わる。

夜想曲第15番 ヘ短調 op.55-1
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした哀愁漂うメロディで始まる。その後緊迫感のある中間部を経て、最後は静かに終わる。

夜想曲第16番 変ホ長調 op.55-2
★★★★★☆☆☆☆☆
夢見るような美しい雰囲気で始まる。特徴的なメロディはなく、何となく美しい雰囲気がずっと続き終わる。

夜想曲第17番 ロ長調 op.62-1
★★★★★★★☆☆☆
優しく穏やかで包み込むような雰囲気で始まる。段々と悲しげな旋律が混じってくる。淡々とした部分を経て、最後はトリルの連続の中からメロディが浮かび上がってくる。メロディも雰囲気も美しい曲。

夜想曲第18番 ホ長調 op.62-2
★★★★★★★☆☆☆
トレンディ・ドラマ(今や死語?)で、主人公が思い悩み愛する人のもとへ行こうか行くまいか迷っているような場面で使われそうな感じの、ロマンティックな曲。

夜想曲第19番 ホ短調 op.72-1
★★★★★★★☆☆☆
前曲同様ロマンティックさのある甘い曲。左手のゆったりとしたアルペジオがとても綺麗。後半悲しげな旋律が現れてきてドラマティックになる。最後はロマンティックに静かに終わる。

夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的な序奏の後、悲しみのあふれるメロディが奏でられる。中間部の淡々としたしかしどこか緊張感のある部分のメロディも綺麗ではある。映画「戦場のピアニスト」で使用され一気に有名になった作品で、自分でも演奏したことがあるのだが、確かに美しくなくはないのだが、そこまで好きな曲ではない。

夜想曲第21番 ハ短調(遺作)
★★★★★★☆☆☆☆
民謡的な優しくも悲しげなメロディを持った曲。

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