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バラード [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

ショパン:4つのバラード、幻想曲、舟歌

  • アーティスト: クリスチャン・ツィメルマン
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2016/07/20
  • メディア: CD



第一番
★★★★★★★★★★
重々しく劇的な始まり、穏やかな牧歌的な部分、心揺さぶる美しさこの上ないメロディが流れる中間部、同じメロディをよりドラマティックにロマンティックに繰り返される部分、最後の圧倒的なフィナーレ、とにかく全てが完璧な曲。バッハの平均律一番ハ長調の前奏曲とは真逆の意味で素晴らしい名曲。

第二番
★★★★★★★★★☆
とても優しい穏やかな第一主題、嵐のように激しい第二主題が、かなり対比的に奏される印象的な出だし。冒頭の優しいメロディがロマンティックかつドラマティックに繰り返され、嵐のような第二主題が登場し、最後は圧巻の盛り上がりを見せた後静かに終わる。名曲。

第三番
★★★★★★★★★☆
優しく語りかける女性、それに穏やかに答える男性、といった感じの対話的な出だし(カツァリスの解説のパクリです)は非常に魅力的。段々と対話が深刻に、込み入った感じになっていく。一通り会話が終わると、妖精たちの踊りのような優しく軽やかで少し哀愁漂う部分がやってくる。同じメロディがよりドラマティックに奏でられた後、少し大人な雰囲気のなめらかで流れるようなメロディが登場。妖精たちの踊りの部分が回帰されかなり劇的に美しくメロディが奏でられ圧巻のフィナーレを迎え華やかに終わる。

第四番
★★★★★★☆☆☆☆
囁くようなメロディで始まり、内省的な音楽が流れる。段々と感情的な高まりを見せるが、それが終わると吹っ切れたかのような軽やかな音楽となる。その後再び若干情熱を秘めた内省的な音楽となり、段々とロマンティックな高まりを見せ始める。最後はメカニカルだけれどもどこか人間的な感じのフィナーレとなる。スケルツォ4番同様音楽的にも高い評価を受けているバラードの最高傑作と言われることが多いがもう一歩な気がする。
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