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ポロネーズ [ショパン ピアノ独奏曲]


ショパン:ポロネーズ集(SHM-CD)

ショパン:ポロネーズ集(SHM-CD)

  • アーティスト: マウリツィオ・ポリーニ
  • 出版社/メーカー: Universal Music
  • 発売日: 2018/09/26
  • メディア: CD



第1番 Op.26
★★★★★★★☆☆☆
非常に力強く始まる。少しメランコリックな優しい部分が第二主題のように続く。されに対話的な静かな部分が来る。中間部かなり長い内省的な部分が来る。最後ははじめの部分が繰り返されしっとりと終わる。堂々とした英雄的部分と、穏やかで優美な対話的な部分の対比が非常に美しい曲。

第2番 Op.26
★★★★★★★☆☆☆
悲劇的な静かなメロディで始まり、一気にドラマティックに激しく曲が展開される。その後穏やかな一歩引いたような静かな雰囲気となるが、徐々に熱を帯びていき力強くなっていく。再びはじめの悲劇的なメロディが回帰され第一部終了。中間部は静かな内省的な緊張感のある雰囲気となる。はじめの部分に戻り、力強く終わる。哀愁漂うメロディと淡々とした緊張感あるメロディの対比が美しい曲。

第3番 Op.40 「軍隊」
★★★★★★★★☆☆
力強くも美しく華やかな、有名なメロディでは始まる。軍隊の行進を表したかのような広がりのある中間部も綺麗。ドラムの連打のような勇ましい経過部を経て、行進曲風部分が回帰されはじめのメロディに戻り勇ましく終わる。若干聴き飽きた感はあるが、やはり名曲だとは思う。

第4番 Op.40
★★★★★★☆☆☆☆
とてもメランコリックに重々しく始まる。少し感情の高まりを見せた後、キラキラ、サラサラとした部分を挟み、再び重々しくなる。静かな内省的な部分を挟み、最後は重々しい部分に戻り悲劇的に終わる。

第5番 Op.44
★★★★★★☆☆☆☆
何かが迫ってくるかのような感じの前奏のあと、悲劇的なメロディで始まる。その後もバラードのような壮大な叙事詩が展開される。中間部の静かな部分が結構長く奏された後、何かが迫ってくるようなはじめの部分が現れ、劇的にクライマックスを迎え静かに終わる。

第6番 Op.53 「英雄」
★★★★★★★★★★
華やかな前奏の後、美しく堂々とした主題が奏でられる。中間部の英雄的な壮大な世界も魅力的。最後は圧倒的な盛り上がりを見せ終わる。何度聴いても素晴らしいと思う超名曲。自分でもかなり練習をし、結構満足のいく演奏が一度できたのだが、もう二度と弾けない。

第7番 Op.61 「幻想」
★★★★★★☆☆☆☆
悲劇的に、ゆったりと始まる。その後少し明るい穏やかな雰囲気となるが、すぐに盛り上がり劇的に曲は展開していく。中間で再び穏やかに静かになるが、どこかしら悲しげな雰囲気が宿されている。再びはじめの悲劇的な、ゆったりとした部分が、最初の部分よりさらにゆっくりと回帰される。その後悲しみそのものといった哀愁漂うメロディが流れる。最後はこれ以上ない程劇的に盛り上がり終わる。「幻想」と名付けられているだけあり若干散漫な感じ。

第8番 Op.71-1
★★★★★★★★☆☆
スケルツォ的な、少し諧謔的な前奏の後、哀愁を帯びた美しい旋律が奏でられる。それが何度か繰り返された後、少し幸福感のある愛らしい恋人たちの語りのような部分となる。この部分も繰り返され、最後ははじめの哀愁を帯びた美しい旋律が回帰され終わる。隠れた名曲。

第9番 Op.71-2
★★★★★★☆☆☆☆
穏やかな懐かしげな前奏で始まる。主題も優しく美しいメロディ。段々と装飾音が多用された華麗な展開となっていく。中間部の若干暗さをおびたところが少し退屈。最後は穏やかな曲調に戻り終わる。

第10番 Op.71-3
★★★★★☆☆☆☆☆
かなり内省的な静かに悩んでいる若者を表現しているかのような始まり。段々と外に感情を吐露するように盛り上がりを見せる。途中悩みから解放されたような明るい部分が登場するが、基本的には内省的な雰囲気で曲は進む。最後は結構唐突に終わる。

第11番 ト短調
★★★★☆☆☆☆☆☆
あまり特徴のない退屈な曲。

第12番 変ロ長調
★★★★☆☆☆☆☆☆
こちらもあまり特徴のない退屈な曲。

第13番 変イ長調
★★★★☆☆☆☆☆☆
練習曲のような退屈な曲。

第14番 嬰ト短調
★★★★★☆☆☆☆☆
すこし悲しげな旋律で始まり、同じようなメロディが変奏曲風に奏でられる。普通。

第15番 変ロ短調 「別れ」
★★★★★★★☆☆☆
こちらも悲しげな雰囲気で始まる。若干夜想曲を思わせる雰囲気。中間部は高貴さあふれる美しい雰囲気。最後は悲しげに終わる。隠れた佳曲。

第16番 変ト長調
★★★★★☆☆☆☆☆
すこし堂々とした感じの若干哀愁漂うメロディを持った曲。綺麗なメロディが次々と登場するがそんなに特徴的な感じではない。冗長で若干飽きる。
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