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フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299 [モーツァルト 協奏曲 その他]


モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲、フルート協奏曲第1番&第2番

モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲、フルート協奏曲第1番&第2番

  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: CD



評価
★★★★★★★☆☆☆

ある貴族の娘の結婚式のために作られたものらしい。娘がハープ、父がフルートを演奏できたらしく、その二人をソリストに想定して作られたらしい。

第一楽章 高貴な前奏が流れ、ハープの特性を活かした流れるような美しい伴奏の上を、優美さこの上ないメロディをフルートが奏でる。第二主題は、若干影を帯びた流麗なメロディとなる。最後のハープとフルートの掛け合いのカデンツァもどこか物悲しく美しい。まるで父親が心のどこかで娘の結婚を悲しく思っていることを匂わせているかのようである。だが最後は華やかに明るく終わる。

第二楽章 ゆったりとした草原をかける少女を描いたかのような作品。娘の若かりし独身時代を回顧して演奏されているかのような美しい音楽。 

第三楽章 最後は結婚式のダンスパーティーのような華やかで明るい音楽。幸福感に満ちている。

結婚式にふさわしい美しい音楽だ。
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