弦・打・チェレスタのための音楽 BB114 [バルトーク 管弦楽曲]
第一楽章 Andante Tranquillo
★★★★★☆☆☆☆☆
不気味で不吉な感じで曲は始まる。段々と盛り上がって行き、打楽器の音で目覚めたかのように激しい音楽となる。後半再び静かに不気味な雰囲気に戻り、後半はチェレスタが鳴り始め幻想的な雰囲気となっていく。フーガ形式になっているらしい。
第二楽章 Allegro
★★★★★☆☆☆☆☆
嵐のように激しい雰囲気で始まる。ピアノと打楽器が激しくバトルを繰り広げる。途中弦のピッチカート奏法も登場するなど、結構リズミカルで躍動的な楽章。
第三楽章 Adagio
★★★★★☆☆☆☆☆
打楽器の連続音で、日本の何かの始まりの合図のような感じで始まる。弦が少し悲しげで不気味な旋律を奏でそれに呼応するかのように打楽器が音を鳴らす。その後弦のキュイーンとした感じの不思議な想法の部分、チェレスタが活躍する幻想的な部分を経て、静かな雰囲気になり、打楽器の音を合図に不安げな不気味な旋律に戻って静かに終わる。
第四楽章 Allegro Molto
★★★★★★☆☆☆☆
ギターの音のようなジャカジャカした感じの躍動的な感じで始まる。ドラムの激しい音、ピアノの激しい音、弦のピッチカートと激しい音が続き、緊張感・緊迫感を高めていく。日本風のメロディを挟み、ドラマティックで少しだけ美しいメロディが登場する。静かな部分を挟み、最後はヴァイオリン・ソロ、チェレスタ、ピアノと次々とメロディ楽器が変わり、盛り上がって終わる。
実験的で面白い音楽であることは間違いないが、美しいメロディ・音楽に聞き惚れるといった類の曲ではない。
2022-05-24 02:58
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