夢遊病の娘 [オペラ イタリア ベッリーニ]
ストーリー:★★★★★★☆☆☆☆
アリア :★★★★★★★★☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆
結婚式を間近(行った?)花嫁が、夢遊病で、結婚式当日の夜、村にやってきて宿で泊まる伯爵の家にフラフラと夢遊病状態で入り込んでしまい、村中&花婿に姦通の疑いをかけられ一度は離婚!ということになるが、入り込まれた伯爵が彼女の無実を証明しめでたしめでたし、という話。
とにかく管弦楽が控えめで、主役アミーナのアリアが終始叙情的で美しい。
リストがピアノ独奏に編曲した「夢遊病の女」の愛好された動機による幻想曲の中で使われている2つの合唱曲「このスイスのどこにも、こんな美しいバラの花はない」という半音階が非常に美しいアミーナを皆が称えている曲、「見ろ、扉が空いている」という伯爵の部屋に入り込んでしまったアミーナが見つけられてしまう曲、そして第二部のアミーナの狂乱の場がアカペラに近い状態で美しく息の長い旋律が歌われる「ああ、もう一度だけ&ああ、信じられないわ」が特に綺麗。
物語としてはそこまでではないが、とにかくアリアが綺麗で歌とメロディのすばらしさを堪能できるオペラ。
2023-07-11 12:40
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