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子どもを本好きにする50の方法 +おすすめ本300冊 [その他 本 子育て]


子どもを本好きにする50の方法―+おすすめ本300冊

子どもを本好きにする50の方法―+おすすめ本300冊

  • 作者: さくま ゆみこ
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2004/04/01
  • メディア: 単行本



こどもが、地域の図書館の読み聞かせに参加(子どもだけが小さなお部屋に入り、大人は図書館のフロアで待っている)している間に、児童書のコーナーで見つけた本。
目次をさっと見て、基本的に書いてあることは、こういう類の本と同じだろうなあ、と思いながらも、簡単に読めそうだし、これから子どもが自分で本を読んでいく年齢になるので、独立した読書家にしていくためにはどうしたら良いのか、という手がかりを得る意味でも良いかと思い、借りてみた。

予想通りそんなに目新しい発見はなかった。
「こどもを本好きにさせるにはまず親が本を読もう」「テレビや映画などとは違い、映像を与えられないので、そういったものでは得られないような想像力が身につく」「本をしつけの道具にしない」「わかっているかのチェックをしない」といった内容だった。

私は年間50~100冊の本を読む。基本的に「ハウツー本」は読まない。新書など何か新しい知識を得るために読む本もあるが、そうした本も楽しみながら読む。

本来、本とは物語を楽しむためのものであると思う。だから私はストーリーのない本はあまり好きではない。そういった意味では、新書などの、小説の類ではないものもストーリー性を求めてしまう。哲学書でも、ニーチェのアフォリズムのような形式はなかなか頭に入ってこず、ある程度まとまった分量と流れがないと、あまり楽しめない。

こどもにも本を、お勉強の道具ではなく、楽しむためのものとしてしてもらいたいと思う。

昔の児童書や、海外の児童書(特にドイツ)、は今よりも(現在の日本よりも)文章量が多く、昔の子ども達は多く本を読んでいた、ということを、児童文学全集などを例にとって示していた。昔の本を古本屋や図書館で見ても確かに、と思う。

これは児童書に限ったことではないが、表紙がとてもセンセーショナルだったり、アイドルの写真を使ったり、大人の本なのに幼稚な絵を使ったり、と何となく本をとる気がうせてしまうものが多い。結構分厚い本なのに、中がすかすかで内容がとっても薄い本も多い。読書離れは大きな問題なのだろうが、もう少し、見た目も含めて格調高い本が市場に出回って欲しいと思う。
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