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魅せられたる魂(五) [文学 フランス]


魅せられたる魂〈5〉 (岩波文庫)

魅せられたる魂〈5〉 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1989/11/16
  • メディア: 文庫



ついに、ロマン・ロランの二大大作を読み終わった。
男性を主人公にした『ジャン・クリストフ』
女性を主人公にした『魅せられたる魂』
どちらも、自分の魂を大事にし、人生死ぬまで自分の信念を貫き通した人たちだ。
確かに、『ジャン・クリストフ』よりは、主人公アンネットの行動に共感できるところも多く、ストーリーもある程度まとまっていてはいたが、やはり面白いものではなかった。
アンネットと人生をともにした人々がどんどん死んでいき、最後は自分も死んでいく。
しかしそこに押し寄せる感動はなかった。

同じようなフランスの大作で言えば、『レ・ミゼラブル』『モンテ・クリスト伯』が挙げられうと思う。どちらの作品もいつかは再読してみたい、と思うが、このロマン・ロランの『ジャン・クリストフ』と『魅せられたる魂』は二度と読まないだろう。ナイポールもそうだし、大江健三郎もそうだし、川端康成もそうだが、ノーベル文学賞を受賞した人の作品は非常に読みづらい。なぜなんだろうか・・・。
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