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あまんきみこ童話集4 [文学 日本 あまんきみこ]


あまんきみこ童話集〈4〉

あまんきみこ童話集〈4〉

  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2008/03/01
  • メディア: 単行本



あまんきみこさんの童話集4を読み終わった。
基本的に3つの話で構成されている。
①おっこちゃんとタンタンうさぎ
②きつねのかみさま
③おまけのじかん

基本的には6歳前後の主人公の女の子と、その弟もしくは妹、そして主人公の持っているぬいぐるみでストーリーは進んでいく。主人公が困ったりしたときに絶妙のタイミングでぬいぐるみが話しかけたり活躍したりする。現実と幻想を絶妙なバランス、タイミングで行き来している。

①「おっこちゃんとたんたんうさぎ」は、新しい街に引っ越してきてからの一年間を描いており、最後の「おわりのはなし」では、おっこちゃんとぬいぐるみのタンタンが、みんなから誕生日のお祝いをしてもらって終わる。
②「きつねのかみさま」は、昼間に遊んでいた縄跳びを公園においてきてしまい、それを弟と取りに行ったところ、その縄跳びで遊んでいたキツネと出会う話。
③「おまけのじかん」は最高にステキな話。自分の誕生日祝いを祝ってもらえると楽しみに待っていた妹。しかし母親の仕事の関係で、今日はお祝いできないということになる。それを主人公が「ぜんやさい」ということでお祝いしてあげる。さらにそれに妹のぬいぐるみも加わってお祝いしてあげるという話。ぬいぐるみが物語に入ってくる箇所が何の違和感もなくとても自然な感じだ。

どれもラストがとてもほのぼのとして暖かい。
だが、ひとつ気になった点が。基本的に皆幼稚園児&それより下の子たちなのだが、みんな平気でそのへんの公園まで自分たちで行って遊んだり、自分たちだけでお留守番をしている。昔は幼稚園児でも家で一人でいたりしていたということだろうか???
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