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緑の家 上 [文学 その他]


緑の家(上) (岩波文庫)

緑の家(上) (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2010/08/20
  • メディア: 文庫



バルガス=リョサの作品『密林の語り部』を読み、結構面白かったので、この『緑の家』も購入し読んでみた。

原住民を捕まえ、キリスト教的教育を施そうとするシスターたちと、それを助ける兵士たちの場面から始まる。他にも、牢屋から抜け出してきたような人びと、ひょっこり街にやってきて女性をからかうある男性、原住民たちのゴム栽培などを支配し金を設けているような人間、とにかく様々な人間たちが出てくるだが、話が過去と現在を交錯したり、いろいろな背景が語られないままに会話をしたり、情景描写がされるので、全く全体像が見えない。

上巻も終わりに近くなり、様々な人物たちが若干交わりを見せ始めるのだが、それでもまだよくわからない。正直登場人物の名前などをメモを取りながら読めば良かったと若干後悔している。

なんにせよ、下巻になればもっと話が収斂していくはずなので、もう少し我慢して読みすすめたい。

今のところ結構苦しい作品だ。
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