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皇帝ヨーゼフ2世の死を悼むカンター夕 WoO.87 [ベートーヴェン 合唱曲]

評価
★★★★★★☆☆☆☆

ウィーン皇帝ヨーゼフ二世の追悼式のために作曲されたものらしいが、その式には間に合わず、長年演奏されなかった曲らしい。

追悼のための曲ということで、沈痛な重い雰囲気が全編を支配している。名作「ミサ・ソレムニス」ほどではないが、かなり感動的な曲になっている。

1曲目 非常に感動的な合唱。
3曲目 管弦楽の力強い序奏の後で、バスが勇壮に歌う。のちの第九の第四楽章の冒頭部分を彷彿とさせる力強いメロディ。
3曲目 少し落ち着いた感じの音楽になり、息の長いフレーズをバスが朗々と歌う。
4曲目 今までの音楽が嘘のような、平和な安らぎに満ちた曲。ソプラノが天使のささやきのようなメロディを優しく歌う。
5曲目 ゆったりとした悲痛なメロディをソプラノが歌う。皇帝の死を悼む詩を歌っているのであろうことが想定される。ソプラノとオーケストラのやりとりが面白い。
6曲目 穏やかな雰囲気は続く。ソプラノが引き続き息の長いフレーズを感情たっぷりに歌う。
7曲目 最後の曲。感動的に盛り上がって終わるのかと思いきや、さすがに追悼のための曲だけあり、非常に悲劇的な感じで、合唱が歌い、静かにひっそりと終る。
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