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オリーヴ山上のキリスト Op.85 [ベートーヴェン 合唱曲]

評価
★★★★★★★★☆☆

十字架にかけられる前に、不安な気持ちを父なる神に祈るキリストを描いた作品。全6曲からなる。

1曲目:おそらくキリストが葛藤し、父なる神に祈る場面であることが想定される。Mein Vater(My Father)という言葉だけはCatchできる。イエス・キリストの内面の葛藤が音楽で非常に繊細に表されている。この曲だけでも聴く価値がある。キリストが歌うテノールの息の長い旋律がとても美しい。

2曲目:劇的な雰囲気で始まり、ソプラノの緊張感漂うメロディが流れる。天使がイエスを慰めている場面らしい。

3曲目:ここでイエスが再び登場し、天使と対話する。深刻な感じの対話場面となっており、天使が何とかイエスを力づけようとしている感じが出ている。ヴァイオリンの非常に非常に美しいソロが流れた後、すべてを悟ったような素晴らしいイエスのテノールソロとなる。

4曲目:綺麗な流麗なメロディが流れ、イエスが歌い始める。途中から、兵士たちの合唱が流れイエスに近づいてくるのか。とはいえ、この合唱も美しい。

5曲目:イエスのレチタティーヴォ(語り)から入り、オケが緊張感ある場面を演出する。

6曲目:いよいよクライマックス。おそらくキリストがつかまる場面。いろいろな人のやり取りが初めの場面で現れる。最後は、明るく華やかに輝かしく終わる。

とてもドラマティックで美しい曲となっている。
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