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Tom Jones Chapter01~06 [文学 イギリス]


Tom Jones (Wordsworth Classics)

Tom Jones (Wordsworth Classics)

  • 作者: Fielding, Henry
  • 出版社/メーカー: Wordsworth Editions Ltd
  • 発売日: 1999/12/01
  • メディア: ペーパーバック



サムセット・モームの『世界の十大小説』のなかの一冊。正直あらすじ等を読んでもあまり面白くなさそうなので今までずっと読まずに来たが、同僚の先生が「とても面白い!」と言っていたので読んでみようと思って購入し読んでみた。洋書で全部で720ページもあり、あのUlyssesに匹敵する長さ。Gone With the Windは1000ページを超える大作であったが、文体も平易で読みやすかったが、こちらは18世紀の小説でありそれなりに、単語なども難しく読みづらい。

初めは、妻に先立たれた金持ちMr. Allworthyの話から始まる。彼には子どもがいなかったのだが、ある日仕事から帰ってくると何故か彼のベッドの枕に赤ん坊が寝ている。その子の母親は誰なのか、と町中大騒ぎになるのだが、恐らく小さな町なのだろうし、子どもが生まれるためには女性はその前段階として妊娠していなければならず、産まれる直前にはお腹がかなり大きいはずだし、子どもが生まれたらそれなりに話題になるだろうし、しばらく育てていたら泣き声などでわかるであろうし、いきなりその子供がいたらすぐにバレるであろうに、その町の中からその子どもの母親を探そうとするのがよくわからない。

まあそれはそれとして、お金がなく苦境に陥っている森番を助けたり、その娘と恋仲になったり、家庭教師やいとこのMr. Blifilに嫌われて嫌がらせにあったりと色々な出来事が次々と起こる。そのうちに隣の家の娘Sophiaと恋仲になるが、いとこのBlifilの策略にはまり、家を追い出されるところで06章は終わる。

正直細かい出来事が次々と起こりそれをおっているだけのような感じなのでそこまで面白くない。そして多くの読者が面白いといい、この小説の特徴でもある、作者Fieldingによる第三者的語りの部分が正直鬱陶しい。これからまだ3分の2以上残っているので、これから楽しくなっているのであろう。もう少し我慢して読みすすめたい。
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