ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466 [モーツァルト 協奏曲 ピアノ]
評価
★★★★★★★★☆☆
実はこの曲の二楽章を、叔父さんが指揮する市民オーケストラの伴奏で弾いたことがある。第一楽章と第三楽章も常に練習するのを聴いていたので結構馴染み深い曲だ。
第一楽章:ショパンの協奏曲を思わせるようなドラマティックで哀愁漂う楽章。第一主題の物悲しい短調のメロディと、美しい伸びやかな長調の第二主題の対比もドラマティックで素晴らしい。
第二楽章:美しいメロディを持つ、ゆったりとした最初の部分と最後の部分に挟まれた波が打ち寄せてくるかのようなドラマティックな展開を見せる激しい中間部の対比が美しい。特に中間部は同じメロディを転調を繰り返しながら畳み掛ける部分が素晴らしい。
第三楽章:短調の劇的な激しいメロディをピアノが奏でて始まるのだが、途中から全く想定できないような印象的な長調の心惹かれるメロディが繰り出される。最後は盛り上がって圧倒的に終わる。
自分も弾いたということもあるのだろうがとにかく心に残るメロディ満載の名曲だ。
2021-10-24 07:13
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