ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 K.595 [モーツァルト 協奏曲 ピアノ]
評価
★★★★★★★☆☆☆
モーツァルト最後のピアノ協奏曲。最後と言うだけで何となく良い曲に聞こえてしまい、もしかしたら★6つくらいなのかもしれないが何となく7つにしてしまった。
第一楽章:澄み切った清廉なオーケストラの前奏で始まる。ピアノ・ソロもオケと対話しながら穏やかに進んでいく。モーツァルトの晩年に作られたオペラ「皇帝ティートの慈悲」を彷彿とさせる清らかさのあるメロディと雰囲気がひたすら続く。
第二楽章:ゆっくりとした非常に素朴なメロディをピアノがソロで弾き、同じメロディをホルンの序奏の後オーケストラが奏でる。最高に美しい瞬間だ。オケとピアノの対話がとても美しい。
第三楽章:さわやかな春の日を思わせるとても美しい曲。少女が草原で楽しく遊んでいる様子が浮かんでくるかのような曲。
とても印象的な曲はないのだが、全体として美しさに満ちておりとにかくその世界観にどこまでもひたっていたい曲。目立ったアリアはないが、全体の雰囲気が美しいフランス・オペラのような曲。
2021-10-27 06:46
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