ヴァイオリン協奏曲第一番 変ロ長調 K.207 [モーツァルト 協奏曲 ヴァイオリン]
評価
★★★★★★☆☆☆☆
第一楽章 初めはとても明るく始まる、モーツァルトっぽい雰囲気。しかし第二主題(?)から急に雰囲気が緊迫感のある締まった感じになる。バロック音楽・ヴィヴァルディをイメージさせる感じになる。終始バックの小気味の良いスタッカート気味の演奏も緊張感を醸し出している。結構聴きやすく格好良い楽章。
第二楽章 清廉で清楚なとても美しい音楽。際立ったメロディや印象に残るメロディはないのだが、とにかく美しく天上の音楽のような楽章。バックの演奏もスタッカート気味の第一楽章とは違い、滑らかな流れるような演奏となっている。
第三楽章 スピード感のある終楽章にふさわしい華やかな楽章。ソロ・ヴァイオリンも非常に切れのある演奏となっている。最後にはしっかりとカデンツァも用意されており満足感のある楽章。
全体的にバロック色が強く整った美しい曲。あまり聞かれる曲ではないのかもしれないが、結構良い曲だと思う。
2021-11-01 04:49
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