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Op.27 4つの歌曲 [R・シュトラウス 歌曲]

1. Ruhe,meine Seele!
★★★★☆☆☆☆☆☆
「憩え、わが心よ」
いきなり不協和音で入る。詞を書いたヘンケルという人は革命詩人であったらしく、革命中に書かれたのか、激しいこの世の中で心の平穏よ訪れろということを歌っているらしい。暗く荒々しい曲。私はこういう曲は苦手だ。

2. Cäcilie
★★★★★★★☆☆☆
「ツェツィーリエに」
熱烈な愛の歌らしい。すさまじく華やかなピアノの前奏で始まる。歌のメロディも喜びに満ちている。
ピアノが愛に震える心の動きをよく表している。とにかくドラマティックな曲。最後はこれでもかとばかりに盛り上がる。

3. Heimliche Aufforderung
★★★★★★☆☆☆☆
「ひそやかない誘い」
一転して滑らかな落ち着いたピアノ伴奏で始まる。しかし段々と感情が高まっていき、ピアノとともに激しい想いを爆発させる。途中、淡々とした落ち着いた部分が出てくる。シューマンの「献呈」の中間部にも似た感じ。

4. Morgen!
★★★★★★★☆☆☆
「あしたに」
穏やかな心落ち着く長いピアノ伴奏から始まる。夜想曲のような静かな美しい前奏。子守唄のようなしっとりとした心に染みるメロディ。

結婚のお祝いにソプラノ歌手の妻のパウリーネに贈った曲集らしい。

とにかくピアノ伴奏が素晴らしい歌曲集。メロディも他の曲集に比べ美しいものが多く、シュトラウスが自分のピアノ伴奏で最愛の妻が歌うことを想定して書いたんだろうなあと思われる。一曲目がなければ相当美しい曲集と言える。
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