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Op.47 5つの歌曲 [R・シュトラウス 歌曲]

1. Auf ein Kind
★★★★☆☆☆☆☆☆
「ひとりの子に」
激しい不安定なピアノの伴奏で始まる。段々と曲は整ってくるがイマイチ構造がよくわからない。もう一歩。

2. Des Dichters Abendgang
★★★★★★☆☆☆☆
「詩人の夕暮れの散策」
舟歌のようなリズムのたゆたう感じの伴奏で始まる。かなり息の長いゆったりとした旋律が朗々と歌われる。メロディもそれなりに綺麗でわかりやすい。中間部のピアノ・ソロは本当にピアノのソロ曲のような感じでドラマティック。5分を超えるかなり長い曲。

3. Rückleben
★★★★★☆☆☆☆☆
「よみがえり」
この曲も5分を超える長い曲。ゆったりとした吟遊詩人の語りのような歌。ピアノが怪しげな雰囲気を演出するアルペジオを奏でる。結構つかみどころのない曲。最後は月夜のひっそりとした雰囲気になり終わる。

4. Einkehr
★★★★★☆☆☆☆☆
「宿」
懐かしく暖かい雰囲気で始まる。この曲も昔を懐かしみ子供に語りかけているような物語性のある曲。

5. Von den sieben Zechbrüdern
★★★★☆☆☆☆☆☆
「七人の酒飲み兄弟のこと」
こちらは少し激しい感じの曲。はねたリズムで完全に語り口調の曲。雰囲気はコロコロ変わるが、音楽全体としてあまり面白くない。

全体的に物語性に富んだ曲が多い。雰囲気は悪くないのだが、その分メロディの美しさがあまりないので純粋に音楽として楽しむにはもう一歩か。
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