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偽の侍女・愛の勝利 [文学 フランス]


贋の侍女・愛の勝利 (岩波文庫)

贋の侍女・愛の勝利 (岩波文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/01/16
  • メディア: 文庫



古本屋でふと見つけ、思わず買ってしまった。岩波では現在品切れ重版未定状態。

「偽の侍女」「愛の勝利」どちらの作品も、身分の高い女性が男性に変装し、自分の想う人の心を確かめようとする作品。

「偽の侍女」の方は、相手の男性が不実であることが早々に分かり、その人を騙して追い詰める作品。
「愛の勝利」は、彼女の想い人、哲学者であるその守護者、その守護者の妹、という男二人と女一人を、様々に変装したり騙したりしながら、全員自分に惚れさせ、最終的にはその想い人と結婚するという話。結局騙された守護者とその妹はどうなったのかは分からずあっけなく終わる。

面白くなくはないが、『マリヴォー・ボーマルシェ名作選』に収録されていた4作品よりは面白くなかった。緊張感も低くもう一歩だった。
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