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Op.68 クレメンス・ブレンターノの詩による6つの歌曲 [R・シュトラウス 歌曲]

1. An die Nacht
★★★★★☆☆☆☆☆
「夜」
その名のとおりしっとりとした穏やかな曲。メロディはR・シュトラウスらしく、どこか皮肉の混じった感じになっている。

2. Ich wollt ein Sträußlein binden
★★★★★☆☆☆☆☆
「わたしは一本の花束を作りたかったの」
信じられないほど愛らしいメロディで始まる。しかしいつの間にか短調になり、さらにいつの間にかまた美しいメロディになっている。この長調と短調が行ったり来たりする感じがせっかくの美しいメロディを台無しにしている気がするのが、こういうのが好きな人は好きなのであろう。

3. Säusle,liebe Myrte
★★★★★☆☆☆☆☆
「こんにちは、愛らしいミルテよ」
とても穏やかな美しいメロディで始まる。ピアノも哀愁漂う美しい伴奏を付ける。息の長い美しい旋律が印象的な曲。後半若干混沌とした感じになってくる。後半、超高音のメロディを歌う部分は結構大変そう。

4. Als mir dein Lied erklang
★★★★★★☆☆☆☆
「私にあなたの歌が響いたとき」
メンデルスゾーンの無言歌集のような、郷愁を覚える長めのピアノ伴奏で始まる。広がりのある伸びやかな歌がそれに乗ってくる。後半ドラマティックになり、最後はピアノが美しく後奏を弾き静かにそっと終わる。

5. Amor
★★★★★☆☆☆☆☆
「アモール」
非常に不安定な音程、揺れ動きまわるメロディを非常に高音で歌い続けるかなりの技巧を要求される曲。すごいなあとは思うが、あまりいい音楽だなあ、とは思わない。

6. Lied der Frauen
★★★★★☆☆☆☆☆
「女たちの歌」
オペラのようなかなり激しい始まり。荒れ狂う波を歌っているらしい。歌は少し落ち着くがピアノは相変わらず激しく揺れ動き続ける。8分近い大作という事もあり、とにかくかなりのテンションを長時間要求される難曲。


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