ピアノ三重奏曲 第一番 [シューマン 室内楽曲]
第一楽章
★★★★★★★☆☆☆
結構、唐突な感じで三者が前奏を奏でた後、ピアノが力強い主題を弾く。第二主題の優美な感じも悪くない。展開部の初めに、ピアノが高音で天国を描いたようなメロディを奏で、それをチェロが受けるのだがこの部分が最高に美しい。最後は初めの力強くドラマティックな主題が回帰され終わる。
第二楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
元気なスケルツォ楽章。前向きな雰囲気はあるのだが、いまいち面白いくない。
第三楽章
★★★★★☆☆☆☆☆
静かな幻想的な緩徐楽章。途中メロディが靄の中から浮かび上がってくる部分は悪くないが全体的にもやっとしていてもう一歩。
第四楽章
★★★★★★★★☆☆
今までのモヤモヤした感じを一気に吹き飛ばすかのような、解放感と勇壮さに満ちた最高の最終楽章。展開部の哀愁漂う美しい雰囲気も素晴らしい。最後は初めの主題が回帰され雄大に終わる。
第一楽章、第四楽章のドラマティックさが素晴らしいので、第二楽章、第三楽章が普通でも楽しく聴ける名曲。
2022-02-14 04:53
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