SSブログ

Attila(アッティラ) [オペラ イタリア ヴェルディ]


Verdi: Attila [Blu-ray] [Import]

Verdi: Attila [Blu-ray] [Import]

  • 出版社/メーカー: C Major
  • 発売日: 2012/12/03
  • メディア: Blu-ray




ストーリー:★★★★★☆☆☆☆☆
アリア  :★★★★★★☆☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★☆☆☆☆

ヴェルディの9作目オペラ「アッティラ」を観終わった。前作、「アルツィーラ」はヴェルディの作品中最も人気のない作品でヴェルディ自身も「まったくひどい」作品と言っていたらしいが、このアッティラよりは良いのではと思う。

物語は5世紀中頃のヨーロッパ。それまでヨーロッパを支配していたローマ帝国に、フン族の王アッティラがやってきてヨーロッパを支配する話。

フン族の王アッティラに、捉えられてしまったヒロインのオダベッラは、アッティラの前に立たされても気品を保ったまま抵抗の姿勢を見せる。それを気に入ったアッティラはオダベッラに自らの剣を与える。

アッティラに恨みを持つ、ローマの使節エツィオとオダベッラの恋人フォレストは、何とかアッティラを殺そうと画策し続ける。しかしその全てが失敗に終わる。最後はオダベッラがアッティラを刺殺し幕となる。

猛々しいけれど人間的に寛大で男気あふれるアッティラ、汚いやり方で自分たちの復讐を遂げようとするエツィオとフォレスト。このオペラは当時、イタリアの国家意識を高揚したためかかなり人気のオペラだったらしいが、正直どっちが悪役だかわからないくらいエツィオとフォレストは汚い。ヒロイン・オダベッラもイマイチ魅力にかける。

音楽は、前半の迫力ある雰囲気と、後半の情緒豊かな美しい雰囲気が対比されており、時々現れる讃美歌的なコーラスや民族的な音楽など悪くはないのだが、そこまで素晴らしいものではない。

アルツィーラはもう一度観てみたいと思うが、このアッティラはもういいかなという感じ。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。