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歌と踊り [モンポウ ピアノ曲]


モンポウ:歌と踊り&前奏曲

モンポウ:歌と踊り&前奏曲

  • 出版社/メーカー: BMGビクター
  • 発売日: 1994/09/21
  • メディア: CD



第1番 幼い花嫁 ー カステルテルソルの踊り
★★★★★★☆☆☆☆
暖炉の前でゆったりとするかのような暖かい雰囲気で始まる。どこか悲しげなニュアンスも混じる。踊りは少しエキゾチックなメロディと愛らしいメロディが順番に何度か奏でられる。穏やかで静かな曲で、ショパンのマズルカをイメージさせる曲。

第2番 12人の騎士たち ー 宮廷のギャロップ
★★★★★★☆☆☆☆
遠くから帰ってくるひとびとを描いたかのような、少し疲れた感じの雰囲気で始まる。段々と緊張感が増して行き、踊りに入る。踊りも穏やかで優しい雰囲気の曲。

第3番 聖母の御子 ー サルダーナ
★★★★★★★☆☆☆
流れるような美しく優しいメロディで始まる。踊りに入るとかなり元気な雰囲気になり、少し不協和音も混じる。最後はかなり力強い行進曲風になり華やかに終わる。

第4番 海のほとりに ー 松明の踊り
★★★★★★☆☆☆☆
どこか懐かしい雰囲気の優しいメロディで始まる。踊り部分は若干スピード感のある楽しげなお祭りの雰囲気となっている。最後ははじめのメロディに戻りしっとりと終わる。

第5番 オリジナル
★★★★★★★☆☆☆
重々しく悲しげな雰囲気で始まる。音数がまし悲劇性を帯びてくる。踊り部分になるとまるでクリスマス・ソングのような明るく綺麗なメロディとなる。途中子守歌のような穏やかで優しいメロディを挟み再びクリスマス・ソングのようなメロディが回帰され華やかに終わる。

第6番 オリジナル
★★★★★★☆☆☆☆
この曲もかなり悲劇性を帯びて始まる。踊り部分は悲劇性を帯びたまま始まるが、だんだんと明るく元気な雰囲気となっていく。

第7番 天の恵の山 - あととり息子のリエラ
★★★★★★☆☆☆☆
安らぎに満ちたラフマニノフの緩徐楽章のような美しい旋律の歌で始まる。踊り部分は少しスピード感のある感じになる。だんだんと盛り上がっていき、最後は穏やかに終わる。

第8番 アメリアの遺言 - 貧しい農夫
★★★★★★☆☆☆☆
かなり沈痛な雰囲気の悲しげなお葬式のような曲調で始まる。踊り部分になると急に明るく元気になる。途中若干悲しみを帯びた旋律が混じる。貧しいながらも楽しく生きる農夫を描いているのか?最後は力強く終わる。

第9番 フランスへ行くうぐいす - オリジナル
★★★★★★☆☆☆☆
讃美歌のような心洗われるメロディで始まる。段々と熱を帯びてくるが基本は讃美歌的な美しいメロディに支配されている。

第10番 「聖母マリア頌歌集」より
★★★★★★☆☆☆☆
静かな祈りに満ちた雰囲気で始まる。対位法が効果的に用いられた宗教性の高い曲。

第11番 オリジナル(カタルーニャ舞曲)
★★★★★☆☆☆☆☆
ユニゾンで荘厳なメロディが奏でられて始まる。その後、神秘的な雰囲気になる。最後はおもいがけない明るく楽しげな舞曲となり終わる。

第12番 アラゴンの婦人 - 悪い知らせ
★★★★★☆☆☆☆☆
悲しみに満ちたゆったりとした曲。若干諧謔性のある不安感の強いメロディとなり終わる。

第13番 鳥の歌 - 舞曲  (ギター曲)
★★★★★☆☆☆☆☆
鳥の歌の部分は、哀愁漂う泣きのメロディで美しい。舞曲はふつう。

第14番 私が小さかった時 - オリジナル
★★★★★☆☆☆☆☆
アンニュイな雰囲気だが、クリスマスソングっぽい清らかさも感じさせる曲。踊りに入ると元気で力強くなる。

全体的に美しいメロディが目立つ曲集。
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