ミサ曲第一番 D.105 [シューベルト 声楽曲]
1. キリエ
★★★★★★★☆☆☆
ゆったりとした暖かい雰囲気の「キリエ・イレイソン」の合唱で始まる。その後ソプラノがソロで歌い、それに合唱が答える。少し悲劇的なメロディをオケが奏で、ソプラノが悲劇的なメロディを感情たっぷりに歌い、合唱がそれを支える。その後テノールとソプラノの二重唱となり、そこにバスと合唱が加わっていく。
2. グローリア
★★★★★★★☆☆☆
派手で華やかな合唱で始まる。オルガンの音が劇的雰囲気を高めている。
その後穏やかなソプラノソロとなり、テノール、アルト、バス、合唱が代わる代わるときには絡み合いながら曲は進む。
劇的な合唱が戻ってきて華やかになる。途中アーメン合唱も現れる。
最後はグローリア合唱で高らかに神をたたえて終わる。
3. クレド
★★★★★★★☆☆☆
一転して穏やかな天国的な安らかな合唱となる。テノールとバスのソロも優しい。
4. サンクトゥス
★★★★★☆☆☆☆☆
オルガンと弦の音による敬虔な雰囲気で始まる。どこか幻想的な雰囲気の短い曲。
5. ベネディクトゥス
★★★★★★☆☆☆☆
息の長いテノール・ソロで始まり、テノール二重唱になり、最後はテノール・ソプラノ四重唱となる。
6. アニュス・デイ
★★★★★★★☆☆☆
悲しげな前奏のあと、苦しそうなテノールのソロが始まる。その後、バスが少し穏やかな旋律を歌い、静かな合唱となる。最後は天に導かれていくかのように崇高な雰囲気で終わる。
教会の少年合唱団だっただけあって、美しく宗教的な作品。
2022-10-30 05:37
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