ミサ曲第五番 D.678 [シューベルト 声楽曲]
1. キリエ
★★★★★★☆☆☆☆
とても穏やかに、静かに、内省的な祈りのような雰囲気で始まる。途中かなり陰にこもった感じになる。終始静的な曲。
2. グローリア
★★★★★★☆☆☆☆
キリエと対照的な、明るく動的な雰囲気で始まる。その後劇的にソロの共演、合唱と続いていく。
穏やかなソプラノとテノールの重唱に、合唱が美しくかぶさってくる。
その後しばらくソロの掛け合いが続く。少し退屈。
突然華やかになり、最後はフーガ風にアーメンが歌われ、そのまま華やかに終わる。
10分を超えるかなり長い曲。
3. クレド
★★★★★☆☆☆☆☆
ロシア民謡の土着的な、地の底から湧き上がってくるような合唱アカペラで始まる。オケも入ってきて、少しドラマティックになる。
その後静かな祈りのような雰囲気となる。
重く暗い雰囲気がしばらく続く。若干退屈。
一度曲がとまり、ドラマティックに盛り上がっていく。途中静かな部分を挟みながら、最後は凄まじいソロのアーメンのやりとりがあり、華やかに終わる。
こちらも10分を超える曲。
4. サンクトゥス
★★★★★★★☆☆☆
緊張感のあるもやの中から何かが出てくるかのような弦の前奏の後、これまた緊張感のある合唱が流れる。
5. ベネディクトゥス
★★★★★★★☆☆☆
美しいソロの重唱と合唱の掛け合いの後、それらが混じり感動的な音楽を形成していく。
6. アニュス・デイ
★★★★★★☆☆☆☆
ゆったりとした天上的な美しいソロの重唱で始まる。ソロのフーガ的な掛け合いの部分も少し悲しげで綺麗。最後は穏やかなアーメン合唱で終わる。
2022-11-02 04:30
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