La Battaglia Di Legnano (レニャーノの戦い) [オペラ イタリア ヴェルディ]
ストーリー:★★★★★★★☆☆☆
アリア :★★★★★★★☆☆☆
音楽全体 :★★★★★★★☆☆☆
パリの2月革命を機に、ヨーロッパ中に革命の機運が高まっていたときに、愛国心を鼓舞するために書かれた作品らしい。
第一幕
長く勇ましい前奏曲が終わると、アカペラで市民たちが「イタリア万歳」を歌う。どこか切なげだが、力強い曲。その後死んだと思われていたが、無事戦いから生きて帰ったアッリーゴがアカペラで、こちらも哀愁漂うメロディを歌う。その後女性たちの合唱や、ヒロインのリーダの悲しげなアリアなどが出てくるのだが、全体的にオーケストラは控えめで、アカペラに近い。全体的に、声を重視しているオペラという印象。
第二幕
イタリアで敵対していた、ロンバルディアとコモが、ドイツ軍を倒すために同盟を組むまでの様子を描いたもの。基本合唱で、ソロも力強く格好良い。
第三幕
不吉な重々しい雰囲気の前奏曲で始まる。この幕もオーケストラは控えめで合唱もソロもアカペラに近い部分が多い。二幕と比較し、全体的に暗く悲しげな雰囲気が目立つ。
第四幕
かなり宗教的で美しいメロディが心に残る幕。
アッリーゴが相手の大将を倒すものの、大怪我をおい死にそうな状態で帰ってきてからの歌が特に美しく、最後の合唱は感動的だ。
メロディも曲も結構良いオペラ。もっと日の目を見ても良い気がする。
2022-12-08 13:04
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