フロリダ組曲 [ディーリアス 管弦楽曲]
管弦楽曲
ビーチャムという人が編曲しているものらしい。
1. 夜明け ー 踊り
★★★★★★★☆☆☆
単音(多分E)の音が長く持続的に奏され、太陽がこれから昇ってくる期待感に包まれる。
少し東洋風の異国情緒&哀愁漂う幻想的な雰囲気が続く。鳥のさえずりもところどころ聞こえる。
明るく開放的な主題が曲の半ばから奏される。
最後は雄大な自然描写が短く行われ終わる。
2. 河畔にて
★★★★★★★★☆☆
鳥のさえずりが聞こえたあと、伸びやかで美しいメロディが流れてくる。広くゆったりとした河の流れの前を、恋人たちが優しく愛の言葉を交わし合っているかのような雰囲気。イングリッシュ・ホルン(?)の鳥が飛び回るかのような高音の美しい旋律が流れる前半部分は特に美しい。
ハープの伴奏のもと、弦楽器が息の長い心洗われる旋律を奏でる部分も綺麗。
恋人たちの語らいが回帰され静かに終わる。
非常に美しい曲。
3. 夕暮れ ー 農場のそばで
★★★★★★★☆☆☆
少し悲しげな旋律で始まる。段々と明るく、壮大になっていく。
パーカッションの音がなり、楽しげな舞踏音楽となる。優しく心躍る民衆的な舞踏曲。
後半、凄まじ盛り上がりを見せティンパニーも大活躍を見せる。
最後や優しく穏やかなのんびりとした雰囲気となり、静かに終わる。
4. 夜に
★★★★★★★☆☆☆
日本の民謡のような哀愁漂うメロディが、弦のトレモロのなか奏されて始まる。
子守歌のような優しい雰囲気の後、夢の中に誘うかのような幻想的な感じになる。
最後はゆっくりと眠りに落ちていくかのように静かに、静かに終わる。
美しいメロディと雰囲気を持った名曲。
2023-01-01 04:34
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