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パルメニデス [哲学 プラトン]


プラトン全集〈4〉パルメニデス ピレボス

プラトン全集〈4〉パルメニデス ピレボス

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/04/26
  • メディア: 単行本



ケパロスという人が登場し、昔行われたソクラテス、ゼノン&パルメニデスの三人の対話を、ピュトドロスという人が語っているという形で記されている。何度読んでも、このはじめの部分の間接的な語りに導くところがよくわからない。

三人の対話部分になると、副題の通り、「イデア」に関する話になるが、『国歌』などで語られるイデア論ほど面白いものではなく、ほかの書物で語られたイデア論をただ説明しているに過ぎず、そのイデア論批判がなされる。

後半は、1があるのか、ないのか、他の物と異なっているのか、同じなのか、部分なのか、全体なのか、などなど、論理学的な精密さをもって語られていくのだが、論理学が大学時代から苦手だった私にはよくわからない部分が多く、とにかく読んでいて血が通っていない感じで退屈。

正直ただページをめくるだけ、といった感じの作品だった。
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