SSブログ

すずをならすのはだれ [文学 日本 安房直子 さ行]


すずをならすのはだれ (とつておきのどうわ)

すずをならすのはだれ (とつておきのどうわ)

  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/11/13
  • メディア: 単行本



北風が、銀のトランペットを吹き鳴らしているなか、一匹のうさぎが「さむうっ」と言いながら森の中に現れる。これから町へ買い物に行くところ。そんなとき、うさぎは白い小さな家を見つける。

家にはすずがついていて、「ごようのかたはすずをならしてください」とある。すずを鳴らすと、中から声がして、仕事をするなら、中であたたまっていってもいいよ、と言われる。しごとは歌を歌うこと。了承したうさぎは中には入り歌を歌うが、うさぎはいつまでたっても家を出てこない。

その後、たぬき・ねずみ・しか・いのしし・くまと次々に家にやってきて、歌を歌うが、みな出てこない。

実はここは春の精の家。はるのじゅんびを みんなで手伝っていた。ついに春がやってきて、みなが外で歌を歌い、花という花がみんなすずをならして、春が来たのを喜ぶ。

はじめはなんとなく暗く、最後は明るく、とても楽しい作品。『緑のスキップ』に通じる作品。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。