SSブログ

図書館の神様 [文学 日本 瀬尾まいこ]


図書館の神様 (ちくま文庫)

図書館の神様 (ちくま文庫)

  • 作者: 瀬尾まいこ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2013/11/08
  • メディア: Kindle版



「図書館の神様」と「「雲行き」が収録されている。二つに共通するのは、文化系の部活に所属している男の子が登場するところか。

この作品、文化系クラブを文系クラブと記している部分が結構あって、最後の方で一度だけ文化系クラブという表現になる。あと、~に「惹かれる」とすべきところを「引かれる」と記されていたりする。ちくま文庫だし校閲とか大丈夫なのかな、と思ってしまう。この作家、結構こういうのがある。さらに題名の「図書館の神様」だが、ネット上でだれかが指摘していたが、「図書室の神様」のほうが良い気がする。

まあ、それはさておき、「図書館の神様」の主人公清は頭痛持ちで体が弱いが、その分清く正しくまっすぐに生きてきた女性。バレーボール一筋で生きてきたが、高校時代のある事件をきっかけに、清く正しく生きることにくいじけてしまう。
何となく成り行きでなった、国語教師&文芸部顧問。そこで出会った文学青年との交流を通して、「清く正しく生きること」を考え直し、違った世界が開けてくる。

「雲行き」の主人公も頭痛持ち。母親の再婚相手とうまくいっていないが、あることをきっかけに少し距離が縮まる話。

私も、「清く正しく」なるべき生きていこうとしてきたし、ずっと頭痛持ちだった。さらに教師として仕事をしている。結構「図書館の神様」の主人公に共感するところが多くあった。
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。