ヴァイオリン・ソナタ 第一番 ニ短調 Op.75 [サン=サーンス 室内楽曲]
第一楽章
第一部:アレグロ・アジタート
★★★★★★★☆☆☆
少し厳しいつまづきそうなリズムの第一主題は非常に格好良い。その後なめらかでコラール風の旋律を持った第二主題が登場する。各主題が2度繰り返される。
第一楽章
第二部:アダージョ
★★★★★★★☆☆☆
ヴァイオリンとピアノの静かな対話で始まる。ゆったりとしたリラックスした雰囲気。
少し明るくリズミカルになった後、再び内省的な静かな雰囲気となる。最後は高貴に終わる。
第二楽章
第一部:アレグレット・モデラート
★★★★★★★☆☆☆
少しエキゾチックな軽やかな始まり。ヴァイオリンとピアノが順番にメロディを担当する。
主題のメロディを残しながらなめらかで美しいメロディが流れる。
最後ははじめの主題が回帰され対話的に終わる。
第二楽章
第二部:アレグロ・モルト
★★★★★★★☆☆☆
凄まじい勢いでヴァイオリンが飛び出す。ピアノも軽やかについていく。
ピアノとヴァイオリンが役割を交換し、ピアノは激しく勢いよく、ヴァイオリンは優雅に伸びやかに旋律を奏でる。
その後両者とも滑らかにメロディを奏でた後、ピアノがスピードを上げ、ヴァイオリンもスピードが上がっていく。
激しさと優美さが交差する楽しい楽章。
メロディも終始わかりやすく聴きやすい傑作。
2023-12-04 04:10
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0