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Op.077 ヴァイオリン協奏曲第一番 イ短調 [ショスタコーヴィチ 協奏曲]


Violin Concerto 1 Op 77 / Violin Concerto 1 Op 19

Violin Concerto 1 Op 77 / Violin Concerto 1 Op 19

  • 出版社/メーカー: EMI Classics
  • 発売日: 1999/05/28
  • メディア: CD



第一楽章 ノクターン・モデラート
★★★★★★☆☆☆☆
深い森をイメージさせる陰鬱な前奏に始まり、ヴァイオリンが静かに瞑想的なメロディを奏でる。徐々に感情的に盛り上がっていく。基本的にはヴァイオリンがひたすらメロディを引き続け、オーケストラは幻想的な音をもやっと流し続ける。途中ハープが入るあたりはかなり幻想的。

第二楽章 スケルツォ・アレグロ
★★★★★★★☆☆☆
ヴァイオリンが先鋭的な音を奏で、オケは自由に遊んでいる感じで、まさにスケルツォという感じ。
中間部はオケとソロが調和し、悪魔の祭りのような激しい音楽となる。
後半は乾いた感じになり、オケも自由に動き回る。これが一楽章のほうが良い気がする。

第三楽章 主題と8つの変奏によるパッサカリア
★★★★★★★★☆☆
堂々とした荘厳な前奏の後、ゆったりとした哀愁漂う美しい主題が提示される。
第一変奏 穏やかで美しい
第二変奏 劇的で伸びやか
第三変奏 穏やかで暖か
第四変奏 静かで瞑想的
第五変奏 間の多い静かなソロ
第六変奏 激しくカデンツァ的
第七変奏 かなり激しく先鋭的
第八変奏 最終楽章へアタッカでつながるメロディが交じってくる。

第四楽章 ブルレスケ
★★★★★★★☆☆☆
ティンパニーの音が鳴り響き開放的なお祭りのような雰囲気となる。諧謔的で乾いた感じになる。疾走感がある中間部は格好良い。最後は、キレのあるソロでオケも堂々と終わる。

第一楽章は暗く重いが、ところどころに美しいメロディは出てくるし、第二楽章以降は聴きやすいメロディが多く結構楽しく聴けるそれなりの名曲。
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