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R・シュトラウス 歌曲 ブログトップ
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Op.15 5つの歌曲 [R・シュトラウス 歌曲]

1. Madrigal
★★★★★☆☆☆☆☆
「マドリガル」
激しい愛の歌らしい。結構暗い感じの和音の淡々とした伴奏に乗ってこれまた淡々としたメロディが歌われる。結構落ち着いた雰囲気の曲だが、歌がなくなる部分で所々現れるピアノ伴奏のこれ以上ない程美しい旋律が心に残る。

2. Winternacht
★★★★★☆☆☆☆☆
「冬の夜」
うって変わって結構激しい曲。冬の夜、外で嵐が吹き荒れている様子を表しているかのような曲。後半穏やかになって綺麗なメロディになるのも面白い。

3. Lob des Leidens
★★★★★★☆☆☆☆
「苦悩への賛歌」
題名通り、心の苦しみを歌に載せたかのような、感情を高めるピアノ伴奏をバックに、切々と苦しみを歌う美しいメロディが次々と出てくる曲。曲の構成がつかみづらくひたすらメロディが積み重ねられていく感じだが何となく心惹かれる曲。

4. Aus den Liedern der Trauer
★★★★☆☆☆☆☆☆
「悲しみの歌より」
激しく短いピアノ伴奏の後、これまた激しく歌が入る。自分から去ってしまった恋人への怒りをぶつけた曲なのか。ピアノ伴奏は難しそうだが、もう一歩の曲。

5. Heimkehr
★★★★★★☆☆☆☆
「帰郷」
前曲とは打って変わって、非常に穏やかな優しい曲。ピアノの音もとても優しい。中間部で音が下がり、暗さを帯る。が、再びはじめの美しく優しいメロディが帰ってくる。
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3つの愛の歌 TrV 119 [R・シュトラウス 歌曲]

1. Rota Rosen
★★★★★☆☆☆☆☆
「赤いバラ」
初期の作品らしい。確かに綺麗なメロディで流れるような伴奏も悪くはないが普通か。

2. Die erwachte Rose
★★★★★★☆☆☆☆
「目覚めたバラ」
どこか懐かしい雰囲気を醸し出す短い伴奏に導かれ、これまた郷愁を誘う美しい滑らかなメロディが歌われる。

3. Begegnung
★★★★★☆☆☆☆☆
「出会い」
この曲集の中では元気な曲。曲調がコロコロ変わるが幸福感に満ちていて楽しい曲。
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Op.10 「最後の花びら」からの8つの歌曲 [R・シュトラウス 歌曲]

1. Zueignung
★★★★★★★☆☆☆
「献呈」
日本語訳では同題名の超名曲がシューマンにあるが、シューマンほどではないにしろ美しい名曲。
ハ長調らしいが、若干短調気味の始まりから滑らかな流れるようなメロディを歌う。ピアノ伴奏も後半ドラマティックになる。

2. Nichts!
★★★★★★☆☆☆☆
「何もない」
少し元気な独特のリズムで始まる。中間部、美しいメロディになる。和音が次々と流れるように変化していく。この辺、ピアノ伴奏は相当難しそう。

3. Die Nacht
★★★★★★☆☆☆☆
「夜」
美しい月夜に、恋人たちが優しく会話をしているかのような、家庭内のとてもほのぼのとした暖かい雰囲気が伝わってくる曲。淡々としたピアノ伴奏も雰囲気を盛り上げている。

4. Die Georgne
★★★★★☆☆☆☆☆
「ゲオルギーネ(ダリア)」
ピアノの派手な和音で始まりので派手な曲なのかと思いきや、曲はすぐに穏やかになる。長調と短調を微妙に行き来する曲。サビの伸びやかな部分はそれなりに綺麗なメロディで盛り上がる。

5. Geduld
★★★★☆☆☆☆☆☆
「がまんするのよ」
舟歌のようなリズムで始まる。明るそうで暗そうなこれも微妙な感じの曲。結構同じ雰囲気でずっと行くので若干飽きる。

6. Die Verschwiegenen
★★★★☆☆☆☆☆☆
「口の堅いものたち」
こちらはオペラの対話部分のような語りのような曲。イマイチか。

7. Die Zeitlose
★★★★★☆☆☆☆☆
「イヌサフラン」
「危険な美しさ」の花言葉を持つ「イヌサフラン」。淡々とした伴奏に乗って伸びやかな美しいメロディが歌われる。

8. Allerseelen
★★★★★★☆☆☆☆
「万霊節」
どこか懐かしさのある美しい前奏で始まる。伴奏の低い音が印象的。死んだ恋人のお墓で昔を思い出している曲らしい。半音階の多い不安定な感じは死者を悼む心を表しているのか。後半、感情が高まりピアノの音ともに盛り上がる部分はドラマティック。最後ははじめの雰囲気に戻りしっとりと終わる。


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Jugendlieder 11~16 [R・シュトラウス 歌曲]

11. Abend und Morgenrot
★★★★★★☆☆☆☆
「夕方と夜明け」の意? 突然短調が若干混じる不思議な雰囲気の淡々とした始まりから、若干暗い中間を経て、最後は明るくなって盛り上がって終わる。まさに憂鬱だった夕方からどんどん深みにはまって夜寝られなくなり、最後は夜明けとともに悩みを吹っ切るといった感じの、短いながらもドラマ性のある面白い曲。

12. Im Walde
★★★★★☆☆☆☆☆
「森の中で」の意?跳ねた感じの楽しい始まり。ハイキングに途中で歌っているかのような明るさに満ちた曲。

13. Soldatenlied
★★★★★☆☆☆☆☆
「兵士の歌」の意味?力強く始まる。戦いに行く気持ちを歌っているのか?その後不安な感じになり静かになる。しかし最後ははじめのメロディが回帰され勇んで戦いに行く。

14. Ein Roslein zog ich mir im Garten
★★★★★☆☆☆☆☆
「私の庭の野ばら」???明るい雰囲気で始まるが途中少し不安定になる。このパターンが多いか。ピアノの流れるような伴奏が綺麗ではあるが、曲は普通。

15. Waldesgesang
★★★★★☆☆☆☆☆
「森の歌」の意味か?穏やかに愛らしく始まる。そしていつものパターン通り途中暗く陰鬱な雰囲気になる。歌とピアノのやり取りが面白い。そのあと、広がりのある伸びやかな雰囲気になる。最後は穏やかに終わる。

16. Weihnachtsgefuhl
★★★★★★☆☆☆☆
「聖なる夜に想う」という意味か。まさに聖なる夜に想っているような厳かな静かな雰囲気で始まる。そのままの雰囲気を保ち、子守唄のように静かにしっとりと終わる。
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Jugendlieder 6~10 [R・シュトラウス 歌曲]

6. Der Fischer
★★★★★★★☆☆☆
「猟師」の意味らしい。三連符(?)の繰り返される激しいリズムに乗ってシューベルトの「魔王」をイメージさせる激しい旋律が歌われる。中間部穏やかに静かなメロディになりだんだん盛り上がり頂点を迎えると、最後ははじめの三連符の主題が回帰され終わる。結構良い曲。

7.Die Drossel
★★★★★★☆☆☆☆
「ツグミ」の意味なのか。現代音楽のようなピアノの音色で始まる。恐らく鳥の声を模しているのだろう。優しい流れるようなメロディをテノールが歌う。中間部の哀愁漂うメロディも悪くない。

8. Lass ruh'n die Todten
★★★★★☆☆☆☆☆
「死者よ安らかに眠れ」の意味?ポツポツとしたピアノの前奏で始まる。葬送行進曲のような重いゆっくりとした伴奏に乗せて悲しげなメロディが歌われる。

9. Lust und Qual
★★★★★☆☆☆☆☆
「欲望と苦しみ」といったような意味なのか?爽やかな春を感じさせる前奏のあと歌が始まる。ピアノのアルペジオがとても綺麗。春と秋が行ったり来たりするような不思議な雰囲気で曲は進む。サビのような部分で和音で「タタタタタタ」という感じになるところも面白い。

10. Spielmann und Zither
★★★★★☆☆☆☆☆
「吟遊詩人とチター(弦楽器)」ピアノの低音で動き回る伴奏が印象的な始まり。歌もかなり低音で歌われる。吟遊詩人のイメージってこんな感じなのかと思わされる。前奏のような上記の部分が終わると、伸びやかな綺麗なメロディが始まる。美しい物語が語られているのか? 簡単な感想の後、再び激しさを帯びる。この激しい部分を過ぎるとまた穏やかな美しいメロディが流れる。
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Jugendlieder 1~5 [R・シュトラウス 歌曲]

恐らく若い時代に書いて作品番号付されていない歌曲なのだと思う。どれも小曲だがロマンの香りあふれる曲が多い。

1. Weihhnachtslied
★★★★★★☆☆☆☆
わからないが、nachtという単語が入っているので夜に関する曲なのだろう。その名のとおり穏やかな優しい子守唄のような曲。悪くはない。あとから調べたところ「クリスマス・キャロル」の意味らしい。

2.Einkehr
★★★★★☆☆☆☆☆
「内省」とかいう意味なのか。この曲も静かな曲だが、内省という感じではなくどちらかという開かれた感じのする曲。

3. Winterreis
★★★★★☆☆☆☆☆
「冬の旅」という意味らしい。その名のとおり、寒い風が吹いているかのような寒々しく暗い雰囲気の曲。

4. Der mude wanderer
★★★★★★☆☆☆☆
「さすらい人」のような意味なのか?前曲に引き続き暗い。冬の寒空の中を悩んで歩く若者を描いているかのよう。途中一瞬明るく綺麗なメロディがくる部分が良い。その後激しく鳴りドラマティックになり、最後ははじめの部分が回帰されしっとり終わる。

5. Husarenlied
★★★★★☆☆☆☆☆
「軽騎兵の歌」???「ラララ~」という歌詞が印象的な酒に酔った男が楽しげに何気なく歌っているような曲。


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