SSブログ

Alive [Jazz Jacky Terrasson]


ライヴ!

ライヴ!

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1998/06/24
  • メディア: CD



Jacky, Ugonna, Leonによるアコースティック楽器だけのスタジオ・アルバムは「reach」をもって聴けなくなってしまったが、その後で、この3人によるライブ・アルバムを出している。スタジオであれだけ素晴らしい演奏なんだから、ライブだとかなり熱いプレーを聴かせてくれるのかと期待していたが、そこまで素晴らしいわけではない。が、黄金トリオによるライブなだけあり、それなりに楽しめる演奏とはなっている。

1曲目 Things ain't what they used to be
Jackyのピアノから入る。ミドルテンポの曲。かなり間を生かした、演奏となっている。1曲目としては若干肩すかしにあった感じだ。
2曲目 Cumba's Dance
以前紹介したBlue NoteからのFirst Albumに収録されていた、Jacky作曲の超名曲。スタジオ・バージョンは2分に満たないが、このライブ・バージョンは4分以上ある。始めはかなりゆっくり、お洒落な感じで入ってくる。ドラムもかなり抑え目だ。だんだんとスピードが上がってきて、ドラムもリズムを細かく刻み始める。どこまで速くなるんだという感じ。たまにJackyもスピードについていけていないんじゃないか、という箇所も・・・。いや素晴らしい。とにかく素晴らしい。しかし客の拍手がまばらだ。会場がこうした派手な曲を好む会場ではなかったのだろうか。
3曲目 Sister Sheryl
かなりゆったりと、静かにはじまり、段々と盛り上がる。後半はかなりベースが活躍する。誰だかはわからないが、意味のわからない声を発している。
4曲目 Simple Things
落ち着いた、本当にJazz Barにぴったりの曲。こういう曲を弾く時のJackyの音は本当に美しい。ゆっくりとした曲でメロディーをしっかりならしながら優しい、綺麗な音を出すのは実は難しい。この人の音は本当に優しく美しい。相当練習しているんだろうなあ。拍手も2曲目より多い気がする。やはりそういう雰囲気の会場なのだろう。
5曲目 Nature Boy
こちらも同じメロディを繰り返すベースとその上でメロディーを奏でるピアノの絡みが面白い曲。やはりJackyはこういうミドルテンポの曲で力を発揮する。拍手多。
6曲目 Love For Sale
ドラムとベースが面白いリズムを奏でながら進む曲。これも間を十分に生かした素晴らしい演奏だ。ピアノはおまけのような感じがしてしまう。お客さん大絶賛。
7曲目 For taking over noe valley
全曲を引き継いだような曲だが、どこが一拍目なんだかよくわからない始まり。同じリズムをひたすら繰り返しながら進んでいく。これもドラムが主役のような曲だ。最後が格好いい。
8曲目 The Theme
マイルスの曲。久しぶりにJackyが主役に戻ったかのようだ。声もいろいろなところから聞こえてくる。
9曲目 There's no disappointment in Heaven
この曲はJimmy ScottというVocalistの「Heaven」というアルバムの最後に収められていた作品。このアルバムでJackyは前編でピアノ演奏、アレンジを手がけている。
本当に天国を感じさせる美しい曲だ。

晴れた日曜の昼下がり、ゆったりとした気持ちで聴きたいアルバムだ。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0