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人間的、あまりに人間的① [哲学 ニーチェ]


ニーチェ全集〈5〉人間的、あまりに人間的 1 (ちくま学芸文庫)

ニーチェ全集〈5〉人間的、あまりに人間的 1 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: フリードリッヒ ニーチェ
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 1994/01
  • メディア: 文庫



しばらく中断していた筑摩書房から出ているニーチェ全集をまた、読み始めた。この『人間的、あまりに人間的』あたりから、まとまった文章ではなく、アフォリズムと言われるノートの書き付けの集合体のような文体になっていく。私は小説でも長編小説が好きで、ある程度長い文章じゃないと、筆者の言いたいことがわからないし、物語であれば、その物語に入っていけないので、正直『~日記』とかショート・ストーリーとか、この類のメモの寄せ集めのような作品は好きではない。
なので、この本はそこまで楽しめなかった。
が、一般にニーチェの解説書などで紹介されるニーチェの思想はこの作品あたりから姿を現す。それまでは古典文献学者としての一面がかなり濃厚に現れているが、これは彼の思想を書き留めたものを集めたものだけあって、独創性にあふれている。
「神は死んだ」といった言葉の背景にある思想、永劫回帰といった思想、真なるもの絶対なるものの否定といったものが随所に垣間見える。
が、やはりただの問いかけなのか、逆説的な・反語的なものなのかがわからなかったり、正直40%くらいしかわからない。
やはりニーチェは難しい。


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