Little House in the Big Woods [文学 アメリカ 大草原シリーズ]
Laura Ingalls Wilder作Little House in the Big Woodsを読み終わった。字が大きいので240ページほどあるが、3日で読み終わった。
大きな森の中にあるログハウスで暮らす、父、母、娘三人の物語。まだまだ未開拓の北米の話で、彼らが住む家の周りには店もなければ家もないので、本当に自給自足で生活しなければならない家族の話。
クマやパンサー、うさぎや鹿、狼などが普通にウロウロしており、夜などは用心していなければ、そういった野生の動物に出くわし、殺されてしまいかねない状況で彼らは暮らしている。
しかし、物語にそんな緊張感、緊迫感はなく、自然の中で伸び伸びと暮らす家族5人(末の娘は小さいので、実際は家族4人のような感じ)の幸せな生活が描かれている。
豚をしめる様子、メープルシロップができるようす、はちみつを手に入れる過程、パンプキンパイを作る過程などが事細かに描かれている。それに加え、娘たちのお父さんやおじいさんが子供の頃経験した、動物との触れ合いや教会での様子が、父が娘に語るお話という形で挿入されている。
ほのぼのして良い物語ではあるのだが、主人公のLauraがまだ幼く、内面があまり描かれていないので、読んでいて物語に入り込んでいくことができない。よく児童文学の傑作として『赤毛のアン』と並べられて紹介されるが、天と地の差があるように思われる。
とはいえ、Lauraはこれからまた成長していくようなので、続巻に期待!
2015-12-19 08:28
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